出版社内容情報
源氏三代の死にまつわる幻想譚にして著者初の時代小説。清盛らの怨霊に苦しむ頼朝を描く「されこうべ」はじめ、確かな筆致の5篇を収録。
【著者紹介】
作家
内容説明
頼朝・頼家・実朝ら源将軍家の闇に光を当て、ベールに覆われた悲劇を鮮やかに描ききった幻想連作短編集。頼朝と清盛の相剋、謎に包まれた頼朝の死をめぐる因縁を描く「されこうべ」、『修禅寺物語』に想を得た「双樹」、実朝暗殺事件を実朝・公暁双方の生涯からドラマチックに迫る「黄蝶舞う」と「悲鬼の娘」、頼家と実朝の実姉・大姫の儚い生を描く「空蝉」の五編を収録。著者初の本格時代小説、待望の文庫化。
著者等紹介
浅倉卓弥[アサクラタクヤ]
1966年生まれ。東京大学文学部卒業。第1回「このミステリーがすごい!」大賞(金賞)受賞、2003年『四日間の奇蹟』(宝島社)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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