星と暮らす。―星を知り、その輝きとともに

藤井 旭【著】

誠文堂新光社（2012/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 191p／高さ 21cm
• 商品コード 9784416212301
• NDC分類 443
• Cコード C0044

出版社内容情報

星空とともに風景をとらえた美しい星景写真をメインとして、星や星座と文明の歴史、暮らしとのかかわりを紹介します。

星空とともに風景をとらえた美しい星景写真をメインとして、星や星座と文明の歴史、暮らしとのかかわりを紹介します。
占星術や星座神話に代表される星にまつわる文化、流星やほうき星、隕石など世界各地で古い記録が残る天文現象が当時の人達にあたえた影響、枕草子など文学作品に見る星空を思う人間の心、地動説から天動説、最新の天文学へと続く人類の星や宇宙への挑戦の歴史など、様々な観点から星と人の関わりを紹介し、現代の暮らしの中に星の存在を取り入れてより豊かに生きることを提案します。
天文学的な解説は最低限とし、歴史や文化、芸術に関するトピックを中心に紹介。古来からの星や星座、天文現象と人間の関係を解説します。
天文書にはあまり紹介されない星や星座に関わるエピソードを多数掲載し、天文趣味に強い興味のない層にも受け入れられる内容とします。
美しい写真を眺めながら、星や星座を知り、星空に親しむことのできる書籍です。

【著者紹介】
山口県出身。世界でも有名な天体写真家で、アマチュアの天体観測の啓蒙書を多数出版している。

目次

星のある風景
夏の星
秋の星
冬の星
春の星
星のアート
客星登場
星に願いを
隕ちてきた星
星の行事〔ほか〕

著者等紹介

藤井旭［フジイアキラ］
１９４１年、山口県に生まれる。多摩美術大学を卒業後、星空のよく見える那須高原に星仲間と白河天体観測所をつくる。その後、オーストラリアにチロ天文台をつくり、日本では見えない南半球の星空観察にも取り組んでいる。国内外で撮影した天体写真は多くのファンを魅了し、国際的な天体写真家として知られている。天体関係の著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くろ]

星に関する様々なトピックがあるので、読んでいて面白い。とくに芸術に関する項目では、李白・杜甫の漢詩や、ゴッホの絵画などが題材となっているので、理系的感覚的というよりも文学的に面白い。天に光るすべての星に思いを馳せたくなる。

2013/05/19

[くまこ]

昼間、図書館で読んだ。その図書館で何となく借りてきた『数学の花束』という本の前書きに、「なぜ星が美しいか、誰も説明できないのと同じように、数学の美を表現するのも困難だがね」と、『博士の愛した数式』からの台詞が引用されてて、ちょっとした偶然に嬉しくなった。星や数学だけでなく、世界のいろんなところに隠れている恥ずかしがり屋さんの美も多いと思う。いっぱい本を読んで、ちょっとずつ見つけてあげたいな。

2013/03/18

[はせこー]

星って現代の生活に多くの影響を与えているのだなぁ　島に行って夜空を見上げたい！

2014/08/10

[多分、器用です]

星にまつわる古今東西のさまざな話を概論的に紹介。星、天文学に少しだけ興味のある人には最適の一冊。となんか帯び文みたいになったけど。逆に言えばそんなに深い内容の本ではない。図版が多いのはわかりやすかった。

2012/09/20

[ochatomo]

星座、隕石、星祭りなど初心者向けにトピック網羅　星座は全部で88個　七夕は旧暦で頭上高く輝く　超新星からのニュートリノ検出で小柴博士ノーベル物理学賞授与など　2012刊　

2018/07/08