出版社内容情報
岡っ引修業に励む寄場帰りの男が、幾度も挫折を味わいながら、事件を通して人情の機微に触れ、成長していく……。書き下ろし時代小説。
【著者紹介】
作家
内容説明
喧嘩が滅法強く、無頼な生活を送っていた美代次は、岡っ引の寅蔵と立ち回りを演じたが、まるで歯が立たず、石川島の人足寄場に送られる。それから一年近くが経ち、身元引受人として寅蔵の父・龍蔵が現われた。出所した美代次は、寅蔵の死を聞かされる。心ならずも、十手持ちとしての修業を始めた美代次だったが…。寅蔵の死の謎と人足寄場の不正疑惑に、見習い岡っ引の美代次が挑む。文庫書き下ろし。“捕物&人情”時代小説。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県生まれ。法政大学経営学部卒。会社員を経て、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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