出版社内容情報
経済成長こそ善なのか? 国益こそ正義なのか? 欲望や憎しみを抑え、愛や慈悲、利他の心をもって日本と世界を救う道を模索した哲学談義。
【著者紹介】
京セラ名誉会長
内容説明
未曾有の大震災、原発事故から、人類がつくりあげてきた近代文明の限界が見えてきた。いや、そのずっと前から、未来への危機感は叫ばれていたはずだ。民族紛争、資源枯渇、世界金融恐慌…。もはや経済成長だけをめざす時代は終わった。今こそ、「進歩」から「循環」へ、「憎しみ」から「慈悲」へ、人々の意識を転換するべきときではないか。「新しい文明の創造」を探求した警世の対論。
目次
第1章 文明の崩壊が始まった
第2章 アメリカ文明は正しいのか
第3章 「進歩」から「循環」の思想へ
第4章 世界連邦政府を樹立せよ
第5章 「利他の心」を教える教育を
第6章 神様が人類に与えた力
第7章 「無私の情熱」が成功を導く
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。2010年には日本航空の会長に就任し、再建に取り組む。一方、84年に稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年、宮城県仙台市に生まれ、愛知県知多郡で育つ。哲学者。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学教授、同大学学長を経て、87年から95年まで国際日本文化研究センター初代所長を務める。現在、同センター顧問。72年『隠された十字架法隆寺論』(新潮社)で第26回毎日出版文化賞受賞、74年『水底の歌柿本人麿論』(上下巻、新潮社)で第1回大佛次郎賞受賞。99年、文化勲章受章。「梅原考古学」「梅原日本学」と呼ばれる多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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