内容説明
仏教的な死生観を、いろは四十七文字に凝縮して表現した「いろは歌」。それを頭文字とする諺を並べ、長く日本人に愛された「いろはカルタ」には、禅的な生き方の極意がちりばめられている。それぞれの諺に託し、軽妙ながら滋味深い筆致で、禅の思想や心が軽くなるヒントをやさしく綴ったエッセイ集。
目次
1 「色は匂へど散りぬるを」の章(犬も歩けば棒に当たる;論より証拠 ほか)
2 「我が世誰ぞ常ならむ」の章(われ鍋にとじ蓋;かったいのかさ恨み ほか)
3 「有為の奥山今日越えて」の章(嘘から出た誠;芋の煮えたもご存じない ほか)
4 「浅き夢見じ酔ひもせず」の章(頭隠して尻隠さず;三べんまわって煙草にしょ ほか)
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。様々な職業を経験した後、83年、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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