出版社内容情報
健康かどうかは血液の顆粒球とリンパ球でわかる!日常の行動や生活、病気の背景にある神経と免疫の関係を独特の語り口で痛快に分析。
【著者紹介】
医学博士、免疫学者
内容説明
「晴れた日になぜ虫垂炎が増えるのか」―突然訪ねてきた外科医の福田さんの一言から、著者と二人の共同研究が始まった。謎を解くカギは、「顆粒球」「リンパ球」という白血球中の二大防御細胞と、「交感神経」「副交感神経」という自律神経との関係にあった。本書では、安保流免疫学の誕生秘話を独特の語り口で明かしながら、健康と長寿の科学的根拠を解明する。
目次
序章 免疫学とは何か―はじめての読者へ
第1章 なぜ晴れた日には虫垂炎が増えるのか―「安保免疫学」事始め
第2章 気圧と白血球の不思議な関係―高気圧で顆粒球、低血圧でリンパ球が増加
第3章 自律神経と白血球の相関関係がわかった!―「福田‐安保の法則」誕生
第4章 自律神経と白血球でわかる「からだの状態」
第5章 病気でわかる「顆粒球人間」「リンパ球人間」
第6章 リンパ球はこれで増える
第7章 からだのリズム、免疫のリズム
第8章 なぜ免疫ができたのか―免疫の歴史から未来免疫学へ
著者等紹介
安保徹[アボトオル]
1947年、青森県生まれ。東北大学医学部卒業。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。専門は免疫学。米国・アラバマ大学留学中の1980年、「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。89年には胸腺外分化T細胞を発見、96年には白血球の自律神経支配のメカニズムを解明するなど、免疫学の世界的権威として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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