内容説明
相次ぐ夜盗による襲撃に、江戸市中の商家は戦々恐々としていた―。そんな中、日本橋高砂町の口入れ屋に居候している円十郎のもとに、用心棒の依頼が舞い込む。二人の牢人仲間とともに、その仕事を引き受けた円十郎は、一度は賊を撃退することに成功したのだが…。予想を上回る手練揃いの賊の反撃、窮地へ追い込まれた円十郎たちに活路はあるのか?待望のシリーズ第二弾。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年「剣の道殺人事件」で第36回江戸川乱歩賞を受賞。自らの剣道体験を素材に「天保剣鬼伝」「柳生十兵衛武芸録」などの剣豪シリーズ、時代ミステリーで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
21
わけあり円十郎江戸暦は口入屋・安田屋で居候している円十郎と安田屋に出入りしている浪人仲間二人と事件を解決していく物語。極楽安兵衛剣酔記とよく似ているが、剣戟シーンがダントツに多く描写も克明、息抜きに読むには良いな~。2013/10/18
Totchang
8
「わけあり円十郎江戸暦」シリーズ第二巻。裏表紙にシリーズ第二弾と記載があってよかった。道場を開くために商家を襲い皆殺しにするなど許せません。しかし道場を開かんとするほどの腕の持ち主、今回も危うい場面がありましたが、なんとか解決に持ち込めてよかった。2019/02/17
ひかつば@呑ん読会堪能中
6
7万石の大名を父に持ちながら口入屋の居候で糊口を凌ぐ浪人円十郎の第2弾は用心棒でした。仲間2人とのトリオは相変わらずいい味を出してますが、町方が木偶の坊とか、変なところが律儀だとかの細かいところは無視して、ひたすらチャンバラシーンを味わうてのがこのシリーズの楽しみ方ですかね。呑みながら読むのに丁度いいです。2013/08/09
喪中の雨巫女。
6
《母‐図書館》道場を再開させる為、強盗殺人までして、それを阻止した円十郎さんたちを逆恨みして、嫌がらせ、更に命を狙う。成敗されて当然です。2013/05/05
雅
1
後手にまわることが多かったね。でも終盤はあっさり2017/10/03