PHP文庫<br> 龍馬を超えた男 小松帯刀

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PHP文庫
龍馬を超えた男 小松帯刀

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569675367
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0120

内容説明

この男がいなければ、薩長同盟も大政奉還も実現しなかった、といわれる人物がいた。薩摩藩家老・小松帯刀である。龍馬を支援する一方で、朝廷や将軍・慶喜からの信頼も厚かった名宰相。その知られざる生涯を、数々の逸話と史料で明らかにした話題作。「尊皇」「佐幕」という壁を超えた生き方は、現代人に何を訴えるのか。

目次

はじめに―知られざる幕末の英傑、小松帯刀
第1章 同年生まれ、龍馬と帯刀の運命的出会い
第2章 島津にまさる旧家で培われた小松帯刀の資質
第3章 激動の時代が待ちわびた家老・小松帯刀の誕生
第4章 帯刀・龍馬の出会いで進んだ薩長同盟
第5章 帯刀が慶喜の大政奉還に与えた影響
第6章 病身をおして果たした、最後の仕事
おわりに―小松帯刀の生き方は現代人に何を訴えるか

著者等紹介

原口泉[ハラグチイズミ]
1947年鹿児島県生まれ。東京大学文学部国史学科、同大学院修士課程修了(文学修士)。同博士課程2年を終えて(単位取得)、1979年鹿児島大学法文学部に赴任、1998年より教授。放送大学客員教授を兼務。2005年鹿児島大学生涯学習教育研究センター長に就任。専門は日本近世・近代史。東アジア諸地域とのつながりの中で、薩摩藩の歴史研究に取り組む。志學館大学、同志社大学、スタンフォード大学、サンパウロ大学などで講義、講演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星空の挑戦者

5
龍馬を超えた男ではなく「龍馬を陰で操った男」、「龍馬に罪を着せた男」の方が売れそう。著者に怒られますが。龍馬の行動は決して単独でなく複数の集団だったことがよくわかった。2011/03/24

TMHR ODR

2
この著者の本はたぶん2冊目。とにかく帯刀と龍馬はすばらしい!という思い優先で書かれていてシラケます。帯刀がザ・偉人であることは、最後の年表を見るだけでも間違いないし、自分の幕末知識と照らし合わせても間違いないんだけど。てことでこの本は、如何に著者の熱い思いを割り引いて読むかが肝要。でも、最後の文庫版に寄せたあとがきのエピソードはいいね。2015/07/08

なわ

1
一言、「惜しい」。小松帯刀と薩摩の組織力を世に知らしめるための本というコンセプトは良いのだが、如何せん文章が下手と言わざるを得ない。時系列で並べるとか、キーワードで語るなどいろいろ手法があったのではないかと気の毒でならない。なんとなく「ふわー」っと書き出してしまい、何を言いたいのかのポイントが見えづらい流れ、もう少し整理してあげれば、もっと読みやすく分かり易い本になったのではないかと思う。著者だけでなく、出版社の担当者にももっとガンバって欲しかった。2011/07/18

Arata Matsui

0
薩摩が維新の主役になり得たのは、藩内の組織を壊さず、そのまま組織力で戦えたからというのは理解できた。でも結局、不平士族を作ってしまったし、帯刀の政策も100%ではなかったのでは?2015/12/09

maito/まいと

0
(単行本が)確か「篤姫」放映時期に発売されていた、薩摩の宰相・小松帯刀を『紹介』した1冊。「篤姫」で瑛太が演じていて、一躍その存在が知られるようになったことで、覚えている方もいるのでは(その影響か、「龍馬伝」でも小松は出てきた)内容としては、小松の存在の大きさや薩摩藩の組織力を広く浅く解説。今後さらなる調査研究が期待される歴史人物です。2011/07/06

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