内容説明
日本人なら読んでおきたい、古典の名作『源氏物語』。そこに描かれているのは、天性の女好き、嫉妬に狂う年上の美女、不美人ながら一途な女性と、今も変わらぬ人間の姿です。本書では、元暴走族のカリスマ講師が、５４帖にわたるこの超大作をたった一冊で、ユーモアたっぷりに解説します。儀式や建築などの古典知識も満載。
目次
１章 ヒーロー誕生！恋に燃え、愛に悩む青春時代
２章 罪悪感…でも、恋は止められない！？
３章 絶望の浪人時代から復活、オレの栄華がやって来た！
４章 息子の時代が来た！それでもオレは愛を求めて…
５章 因果応報。人生の無常を悟り…出家の道へ
６章 舞台は宇治へ…火花を散らす二人の貴公子
７章 宿命のライバル対決！三角関係の恋の結末は…
著者等紹介
吉野敬介［ヨシノケイスケ］
神奈川県鎌倉市生まれ。東進ハイスクール古文講師、吉野塾塾長、札幌大学客員教授。中学時代から暴走族に加わり、特攻隊長を務める。高校卒業後、中古車販売店勤務を経て、２０歳の９月に大学受験を決意。國學院大學合格。大学卒業後、代々木ゼミナールの講師採用試験に史上最年少、最高得点で合格。以後１６年間、人気ナンバーワン講師として活躍。２００７年に代々木ゼミナールを退職後、「完全１対１の個別指導」「志望校の先輩による徹底指導」をモットーに「吉野塾」を設立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チサエ
6
図書館本。タイトル通りほんとに1日で読めました。くだけた文章で源氏物語のながれが書かれていて読みやすい。所々に（）カッコ内で著者さんのツッコミもあるのでテンポよく読める。おもしろかったです。2024/08/26
しゅら
5
☆4/5 図書館から借りてきて、とてもわかり易かったけれど原氏に腹たって途中リタイア(._.`)覗き見し過ぎ、手出し過ぎ...何時かまたチャレンジしようと思う٩( ᐛ )و2016/08/17
みじんこ
5
源氏物語の大まかな流れが簡単に分かる。巻が変わる（複数の巻をまとめていたりする部分もあるが）ごとに人物相関図が示されているので、これを頭に入れた上で読めば物語がより深く理解できる。コラムとして当時の服装や生活道具などが絵入りで説明されているのもいい。著者の語り口はやや独特であり、自分で人物の言動に対してややふざけているようで的を射た突っ込みを入れてみたり面白い。著者も述べているように、最後の「夢の浮橋」の終わり方はやや唐突な感じがするが、後は自分で想像してみるのも面白い。浮舟は薫に返事を出すのか否か、と。2015/07/20
maimai
2
源氏物語のおおまかな内容が人気予備校教師の解説付きで読むことができとても面白かったです。源氏物語は難解らしいのですが解説付きで分かりやすく読めました。2015/03/04
とーあ
1
源氏物語の本筋を噛み砕いて説明してもらえた上に、官位や、建物の作りなど、この時代の生活も丁寧に解説してくれ、理解が深まります(*^^*)2016/08/01
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