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「名将」「愚将」大逆転の太平洋戦史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569675121
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

内容説明

太平洋戦争で、海軍の山本五十六の人気が絶大なのに対し、陸軍の代表的人物である東条英機のイメージは良くない。だが、これは両者の業績を正確に反映しているのか?本書は、日本陸海軍の将官に近衛文麿など文官を加えた戦時下のリーダーたちが、日本の運命に影響を与えた“功罪”を驚きの新事実とともに再検証する。「ミッドウェー大敗と左手の傷」など、逆説を超えた“真説”がいま明らかに。

目次

まえがき―陸軍だけが死刑を宣告された理由
第1章 天皇のための生き恥―東条英機
第2章 曖昧という名の大罪―山本五十六
第3章 天才軍略家が招いたクーデター―石原莞爾
第4章 特攻隊員の後を追った猛将―大西滝治郎
第5章 死をもって本土決戦を回避した古武士―阿南惟幾
第6章 欧米本位を排した貴族のプライド―近衛文麿
第7章 日米戦争・序幕と終幕の主役―東郷茂徳
第8章 清濁あわせ呑まなかった海軍次官―井上成美

著者等紹介

新井喜美夫[アライキミオ]
1927年、東京都に生まれる。太平洋学会会長。東京大学卒業後に、明治生命に入社。1961年に東急グループの総帥五島昇氏にスカウトされ、東急エージェンシーに入社。東急総合研究所所長、東急エージェンシー社長・会長を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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金吾

18
今までの評価を覆す内容ではありませんでしたが、八人の主要人物について簡潔に書かれており読みやすいです。重臣たちが天皇制存続に拘泥し、被害を増大させたのは自らの特権を保護するためという考えは成る程と思いました。2021/08/30

T Kashima

1
陸軍と海軍の派閥論理が優先された日本帝国。陸軍の視野の狭さで主導された三国同盟が敗戦の根本だと改めて認識した。海軍も日米開戦は悪手としながら消極的賛同の真珠湾攻撃をせざるを得ない。最適な判断が実行にうつせなかった当時の組織の閉塞感が臨場感をもって伝わってきた一冊でした。2017/06/10

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