PHP文庫<br> 戦国の「いい男」「ダメ男」

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PHP文庫
戦国の「いい男」「ダメ男」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569674216
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0121

出版社内容情報

戦国武将20人を取り上げ、男振りを再評価!

明智光秀は「いい男」! 織田信長は「ダメ男」!? ベテラン女流歴史作家が、戦国武将20人をときにやさしく、ときに辛口でズバリ論評。

乱世に勇名を馳せた戦国武将たち。彼らが一角の人物であったことは史実が物語るとおりである。だが、女性から見て魅力的かどうかはまた別だ。

▼たとえば、尾張の小領主から天下人へと昇りつめた織田信長と、その寵臣でありながら「本能寺の変」で謀叛を企てた明智光秀だが、信長はダメ男で、光秀はいい男と著者は評する。「天下布武」「鉄砲の実戦導入」など、明確な将来図と斬新な戦略で覇望達成の目前まで迫った信長だが、頂点に立つ者としての人徳はというとどうだろうか。一方、光秀は「逆臣」の汚名を背負ってきたものの、今日でも菩提が連綿と弔われるなど、「善政の智将」であったことが裏づけられる。

▼本書は、信長・秀吉・家康をはじめ、人気の武田信玄や伊達政宗など、代表的な戦国武将20人を厳選。

▼ベテラン女流歴史作家が、各々の事跡・逸話をふまえ、「いい男」「ダメ男」の理由をズバリ指摘するユニークな歴史読み物である。

▼文庫書き下ろし。

●はじめに 
●一、明智光秀 ――戦国最大のミステリー「本能寺の変」の主役 
●二、浅倉義景 ――「乱世のユートピア」に生まれた名家の五代目 
●三、石田三成 ――「天下分け目の戦い」に挑んだ豊臣政権文治派のトップ 
●四、上杉謙信 ――生涯不敗を誇った「毘沙門天」の化身 
●五、織田信長 ――「天下布武」を唱えた戦国のカリスマ 
●六、斎藤道三 ――下克上で一国一城の主となった「戦国の梟雄」 
●七、佐々成政 ――鉄砲働きで信長の快進撃を助けた「黒母衣衆の筆頭」 
●八、真田幸村 ――信念のために大坂夏の陣で散華した「悲劇のヒーロー」 
●九、柴田勝家 ――「豪勇無双」と謳われた歴戦の猛者 
●十、武田信玄 ――「風林火山」の旗の下、戦国最強と呼ばれた「甲斐の虎」 
●十一、竹中半兵衛重治 ――秀吉の大出世を可能ならしめた「戦国きっての名参謀」 
●十二、伊達政宗 ――「独眼竜」の異名を馳せ、天下取りの野望に燃えた東北の雄 
●十三、徳川家康 ――徳川二百六十年、磐石の礎を築いた「忍」の天下人 
●十四、豊臣秀吉 ――百姓から天下人へと昇りつめた「戦国一の出世頭」 
●十五、直江兼続 ――「義」と「愛」に生き、米沢再興を果たした「文武兼備の智将」 
●十六、前田利家 ――乱世を生き抜いた加賀一〇〇万石の「外様大大名」 
●十七、柳生石舟斎宗厳 ――小領主から剣で身を立てた「剣聖柳生の始祖」 
●十八、山内一豊 ――妻との二人三脚で三人の天下人に使えた「初代土佐藩主」 
●十九、山本勘助 ――信玄の片腕として無敵の甲州軍団を支えた「隻眼跛行の名軍師」 
●二十、結城秀康 ――二人の天下人の狭間で数奇な運命を生きた「越前松平家の祖」  

内容説明

乱世に勇名を馳せた戦国武将たち。彼らが一角の人物であったことは史実が物語るとおりである。だが、女性から見て魅力的かどうかはまた別だ。本書は、信長・秀吉・家康の天下人をはじめ、人気の武田信玄や伊達政宗など、代表的な戦国武将20人を厳選。ベテラン女流歴史作家が、各々の事跡・逸話をふまえ、「いい男」「ダメ男」の理由をズバリ指摘するユニークな歴史読み物である。

目次

明智光秀―戦国最大のミステリー「本能寺の変」の主役
朝倉義景―「乱世のユートピア」に生まれた名家の五代目
石田三成―「天下分け目の戦い」に挑んだ豊臣政権文治派のトップ
上杉謙信―生涯不敗を誇った「毘沙門天」の化身
織田信長―「天下布武」を唱えた戦国のカリスマ
斎藤道三―下克上で一国一城の主となった「戦国の梟雄」
佐々成政―鉄砲働きで信長の快進撃を助けた「黒母衣衆の筆頭」
真田幸村―信念のために大坂夏の陣で散華した「悲劇のヒーロー」
柴田勝家―「豪勇無双」と謳われた歴戦の猛者
武田信玄―「風林火山」の旗の下、戦国最強と呼ばれた「甲斐の虎」〔ほか〕

著者等紹介

中島道子[ナカジマミチコ]
福井県坂井市三国町に生まれる。実践女子大学国文科卒業。日本ペンクラブ会員。明智光秀公顕彰会副会長(大津市)。福井工業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リッツ

19
何となく読んでいたら、NHN大河ドラマが走馬燈のように頭の中を駆け巡った、そして時々チラ見程度だったものが(山本勘助や直江兼続が特に)非情に惜しまれた。子供の頃は戦国物語大好きだったが主人公=正義の味方ではないと分かってくるに従い何がイヤって家族同然の家臣をその女子供まで惨殺し、恩ある家にも保身と出世のために刃を向けて等々その膨大さが史実らしいと言うこと。目を背けたくなりいつの間にか観なくなっていたが、やはり気になる時代。そしてその時賢妻は黙っていたのか?から始まり同著者の妻編にも興味津々となった。2017/04/18

ミランダ

2
一国の主としてではなく、一人の人として、いい男・ダメ男かを評価していた。きっと載っていた武将は有名どころなんだろうけど、中には名前さえ聞いたこともない者もいたため、その人物についての簡潔ではあるが、その生涯を知れたのは良かったのかな。中でも、石田三成、竹中半兵衛重治、山本勘助は、なんだか惹かれた。2014/03/15

はじこう

0
概ね知っている話にちょっとずつ著者のテーストが加わり、面白かった。2016/10/20

ohmi_jin

0
この本が「ダメ本」であることは良く分かりました。2013/12/25

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