出版社内容情報
無事・方便など、日常的な言葉に見る禅の思想。
挨拶・出世・知識など、仏典に由来する日常の言葉は数多い。本書では100の言葉を採り上げて、禅の考え方に触れながらやさしく解説。
「出世」とは、社会で高い地位を得ること。しかし、禅語の「出世」は“出世間”の略。世の塵(けがれ)を出離することなのです――。
▼本書では、このように日常的によく使われる言葉の中から、じつは仏教に由来し、私たちの心を癒やしてくれるものを100選び、見開きごとにやさしい表現で解説しています。
▼“禅の知恵”に触れながら、“言葉の知識”も増やせる一石二鳥の好著。
▼『「日常禅語」入門』を改題。
●あ(愛、愛敬、愛語、挨拶、阿吽、悪口、安心、安楽、威儀、以心伝心 一期一会、一大事、一念、一生、一心、因果、引導、因縁、有頂天、優曇華、縁起、縁日、往生)
●か(呵責、我慢、観念、喫茶、愚痴、工夫、解脱、結集、外道、玄関、劫、業、恍惚、降伏、行李、乞食、権化)
●さ(懺悔、三蔵、三昧、四苦八苦、地獄、施設、七難、慈悲、娑婆、種子、主人公、出世、精進、浄土、上品、心外、人事、随喜、誓願、殺生、雪隠、刹那、相好)
●た(醍醐味、大衆、脱落、旦那、智慧、知事、知識、長老、沈黙、通達、投機、道場、渡世)
●な(内証、奈落、入院、如意、人間)
●は(般若、非常、平等、風流、無事、普請、方便、煩悩)
●ま(蜜語、無我、無常、迷惑、面目)
●や(勇猛、油断)
●ら(利益、律儀、輪廻、冷暖自知)
●主な参考文献
内容説明
「出世」とは、社会で高い地位を得ること。しかし、禅語の「出世」は“出世間”の略。世の塵(けがれ)を出離することなのです―。本書では、このように日常的によく使われる言葉の中から、じつは仏教に由来し、私たちの心を癒やしてくれるものを100選び、見開きごとにやさしい表現で解説しています。“禅の知恵”に触れながら、“言葉の知識”も増やせる一石二鳥の好著。
目次
愛
愛敬
愛語
挨拶
阿吽
悪口
安心
安楽
威儀
以心伝心〔ほか〕
著者等紹介
松原哲明[マツバラテツミョウ]
1939年、東京生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。(株)ブリヂストン宣伝部勤務を経て、静岡県三島市の龍沢寺で禅の修行を積む。その後、早稲田大学大学院文学研究科修士課程を修了する。臨済宗妙心寺派龍源寺住職、現在、千葉県富津市・佛母寺住職代務者。「禅の会」主幹。「南無の会」副総務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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