PHP文庫
ヒミコの夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 488p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569670225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

雑誌記者・永田祐介は、取材で訪れた広大な水田で一人の少女と出会う。記憶を喪ったその少女・穂波には、植物の意思を読み取る特異な能力があった。「ヒミコが日本を滅ぼす」―穂波が発した“謎の言葉”。シェアを急伸させる新種のコメ「ヒミコ」には、巨悪の隠謀があったのだ。真相に迫る祐介たちに、殺人者の手が…。異色の素材を正統派ミステリーに仕立てた著者の手腕が冴える傑作長篇。

著者等紹介

鯨統一郎[クジラトウイチロウ]
1998年『邪馬台国はどこですか?』(東京創元社)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

25
ハイペースでシェアを伸ばし続けている新種米・ヒミコ、しかしその裏で…。鯨統一郎さんの長編小説の中でも上位の面白さ。お米のこともミステリーもよかった。著者の色んな作品に登場してる記者・永田、メインになると頼もしくていい感じ。2018/10/13

roomy

24
読みやすくてあっという間に読了。うっかり犯人をあててしまい少し残念。読後感は良かったです。2014/07/14

ソラ

14
雑誌記者・永田祐介は、取材で訪れた広大な水田で一人の少女と出会う。記憶を喪ったその少女・穂波には、植物の意思を読み取る特異な能力があった。「ヒミコが日本を滅ぼす」―穂波が発した“謎の言葉”。シェアを急伸させる新種のコメ「ヒミコ」には、巨悪の隠謀があったのだ。真相に迫る祐介たちに、殺人者の手が…。2010/08/20

ヤギ郎

10
雑誌記者の永田祐介は取材先の水田で一人の少女・穂波と出会った。彼女は植物の意思を読み取ることができる。そして、水田の稲たちは新種米・ヒミコによって日本が滅ぶことを穂波に伝える。永田ははじめ穂波の能力に疑問を抱いていたが、彼女と共に暮らすなかで、その能力が本物であると確信していく。新種米・ヒミコは日本のアグリビジネスの闇に根深く関わっていた。穂波の能力や日本が滅ぶ原因など、解明されない事柄もあるが、本作は日本人と米の関係を揺るがす傑作長編作品である。2022/03/31

gonta19

9
2008/5/18 伊丹空港の本屋にて購入2011/4/17~4/19雑誌記者、永田祐介は取材に訪れた水田で記憶を失った穂波を保護する。穂波は植物と会話できる能力を持っており、最近急速にシェアを伸ばした遺伝子組み換えのお米「ヒミコ」が日本を滅ぼす、と言い出した。その謎を追う祐介と穂波。果たしてその真相は?ご都合主義的展開ではあるが、 それが鯨氏らしい。私は嫌いではない。2011/04/19

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