PHP文庫<br> 武田勝頼―宿命と闘い続けた若き勇将

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武田勝頼―宿命と闘い続けた若き勇将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569669014
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1573年、甲斐の虎武田信玄が上洛の志半ばで死去した。このとき勝頼28歳。正式な後継指名を受けないまま家督を継ぐことになった。しかしそのわずか1年後、勝頼は父さえも成しえなかった難攻不落の高天神城を包囲攻略。これを機に、綻び始めた家臣団の結束は再びまとまるかに見えた…。名将信玄の跡を継ぐという宿命ともいうべき重責を担った若き武将の光と影を描く人物小説。

著者等紹介

立石優[タテイシユウ]
1935年、大連(現・中国)に生まれる。明治大学文学部を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

4
武田家を滅亡させてしまった武田勝頼を描いた作品。武田信玄の名目上の跡継ぎが勝頼ではなく、勝頼の嫡子信勝であるところの理由が明確で納得しました。通説では猪武者のように書かれてますが、そんなことはなく冷静沈着な人物として描かれている。ただ生真面目な優しい人物なので傅役の文官や親族には強く言えない。傅役に文官のみを添えたり、勝頼に権力を与えきれなかった信玄が悪いという風に語ってます。当主ではなく一武将としてなら名将、猛将になれたかもしれない。2015/07/09

ゆうへい

2
武田家最後の当主というのが一般的で、今となっては高く評価されている武将でもあります。 話は、勝頼が諏訪家から育っていき、父信玄の下で活躍していくのがメインです。信玄の死後、転機を向かえて、家督を継ぎます。しかし、それはただの表向きで、勝頼の子の信勝が成人するまで勝頼が仕切るようにということでした。偉大な父という宿命を背負って、信長と家康に徹底抗戦しました。 そして、長篠設楽原合戦での大敗によって、武田家は衰退していきました。 そもそも勝頼側近の家臣が悪いといいますが、勝頼の心情が理解できます。

松尾三郎兵衛尉拓志

1
近年、研究が進み評価が見直されてきた武田勝頼。 そんな勝頼がなぜ正当な当主になれなかったのか、戦国最強と言われた武田家がなぜあっさりと滅亡したのかがよく分かります。時代の波に乗っていれば名将と言われていたんでしょうか。2020/10/10

すず子

0
跡部がすべてを持っていきました2009/09/17

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