PHP文庫<br> なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』

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PHP文庫
なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』

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  • サイズ 文庫判/ページ数 159p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569668635
  • NDC分類 159
  • Cコード C0134

内容説明

もし、あなたが「明日、死ぬ」と宣告されたら、今日という一日を、どのように生きるだろうか?あなたは、二度と戻らぬこの一日を、精一杯に生き切っているだろうか?本書は、働くことの意味を、生死の深みにおいて深く静かに語った、著者渾身の講義録である。「使命とは、与えられた命を使うこと」など、これまでの仕事観や人生観を根底から覆す、すべての働く人々にとって、必読の一冊。

目次

なぜ、仕事に「思想」が求められるのか―現実の荒波
いかに「思想」を身につけるべきか―三つの原点
「生死」という深みにおいて観る―死生観
「想像力」の極みで死と対峙する―極限
「砂時計」の砂の音に耳を傾ける―一瞬
「世界」という広さにおいて観る―世界観
「歴史」という流れにおいて観る―歴史観
「世界」と「歴史」の中で、どう生きるか―覚悟
現実に流されないための「錨」―思想
真の「知性」とは何か―生涯の問い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

29
副題は「生死を見据えた『仕事の思想』」。「仕事の思想」の続編という感じの講演形式の本。歴史観や死生観を伴った「仕事に対する覚悟」「人生に対する覚悟」の重要性・必要性を説いてくれる。自分の「使命」を自覚して日々を生きることができるか、という厳しい内容だが、自分自身に問い続ける姿勢の大切さを繰り返し訴えてくれるこの本は、仕事に疲れたとき、取り出してパラパラっとめくると、元気を取り戻すきかっけになると思う。2011/01/28

三井剛一

12
『なぜ、働くのか。この問いは「生涯の問い」です』 誰もが一度は考えたことがあるこの問いを問い続けなければいけない。 死を意識し、使命感をもって生き、仕事に取り組む。 こういった精神論は苦手だが、文章から鬼気迫る熱を感じ、心動かされるものがあった。こういった経験は定期的に必要だ。2023/07/22

あやーきー

6
ビジネス本として読むとスケールのデカさに実感が湧かず置いてけぼりになる。「人間力」として読むのがいい。死生観と世界観と歴史観を身につけて自分の人間力の「深み」を出すこと。そうすれば仕事に迷う事はなくなり、経営者として大成できると言う。確かに仕事に関わらず人間力に深みのある人は素敵。戦争や大病や投獄の経験はちょっと過激にも思えたけど…。こうした事柄は小説で疑似体験しよう。それが今できる人間力の高め方かな。仕事に活かせれたら万々歳。2022/03/19

Rika

3
『一度は失うことを覚悟したこの命。しかし再びその命を与えられた。そうであるならば、自分のこの命は自分のものではない。自分のこの人生は、自分のものではない。だから、この命と人生を、大切な何かに使わなければならない。そこから「使命感」が生まれてきます。そして、そのような深い使命感を抱き、その後の人生を歩んだ方々が、たしかに素晴らしい仕事を成し遂げています。』私はいま、自分の使命を問うています。幾つもの夢が叶いました。運だけでなく、私自身の長年の努力の賜物です。でも、そこに甘んじていてはいけない。夢のその先へ。2016/12/22

みやか

2
11時41分読了。「働く」ことについてまたあれこれ考えはじめたので手に取ってみた。細かい字でびっしり書かれてあるようなほんを想像していたが、おおきめの文字で書かれてあって改行も多く、詩集のような感覚で読めた。そういえばわたしがお部屋を大規模に整理しはじめたきっかけは「きょうわたしが死んだらこれらの物品を前に途方に暮れる人が居るんだよな……」とおもったからだった、ということをおもいだした。また少しずつ片付けてゆこう。目に見えない何かも築いてゆこう。「死生観」「世界観」「歴史観」がだいじな柱である。2011/07/04

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