PHP文庫
般若心経の謎を解く―誰もがわかる仏教入門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569667980
  • NDC分類 183.2
  • Cコード C0195

出版社内容情報

般若心経を題材にした、やさしい仏教入門書。

「色」って何? 「空」って何? 仏教のエッセンスが凝縮されているという「般若心経」を読み解きながら、仏教の教えをやさしく解説。

どこかで耳にしたことがある、出だしだけは知っているという人も少なくない『般若心経』。しかし、たった262文字の、この短いお経の深遠な思想を理解している人は少ないのではないでしょうか。

▼「悟り」とは何か? 「色即是空」とはどういう意味なのか? 「羯諦羯諦……」という呪文のようなエンディングの意味するところは何か? どの宗派も、このお経を大切にしているのはなぜか?

▼本書では、釈迦という人物にスポットライトを当て、初期仏教からどのようなプロセスを経て大乗仏教が生まれ、“般若波羅蜜多”という革新的な思想が生まれた

●序章 『般若心経』って何だろう 
●第一章 お釈迦さまってどんな人? 
●第二章 伝説の英雄「仏陀」とは何か 
●第三章 釈迦はいかにして「悟り」を得たか 
●第四章 言葉にならないキーワード 
●第五章 「空」を求める釈迦の長い旅路 
●第六章 大乗仏教とはいったい何か 
●第七章 偉大なる般若の書『維摩経』 
●第八章 超越的な真理「不二の法門」 
●第九章 般若波羅蜜多の意味とは 
●第十章 いよいよ謎が解き明かされる

内容説明

どこかで耳にしたことがある、出だしだけは知っているという人も少なくない『般若心経』。しかし、たった262文字の、この短いお経の深遠な思想を理解している人は少ないのではないでしょうか。本書では、釈迦の生涯や仏教発展の軌跡を辿りながら、釈迦の思想の核心を最もコンパクトに表現した『般若心経』の意味を、作家ならではの感性で解き明かしていきます。誰にでもわかる仏教入門書。

目次

序章 『般若心経』って何だろう
第1章 お釈迦さまってどんな人?
第2章 伝説の英雄「仏陀」とは何か
第3章 釈迦はいかにして「悟り」を得たか
第4章 言葉にならないキーワード
第5章 「空」を求める釈迦の長い旅路
第6章 大乗仏教とはいったい何か
第7章 偉大なる般若の書『維摩経』
第8章 超越的な真理「不二の法門」
第9章 般若波羅蜜多の意味とは
第10章 いよいよ謎が解き明かされる

著者等紹介

三田誠広[ミタマサヒロ]
1948年、大阪生まれ。早稲田大学文学部卒業。1977年、『僕って何』を「文藝」に発表し、芥川賞受賞。以後、小説、評論、エッセイと幅広く活躍している。日本文藝家協会副理事長。日本文藝著作権センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

かわかみ

2
釈尊(お釈迦様)の生涯の評伝については作家的な想像が付加されており話半分に読めばよいだろう。六師外道との対比で仏教の特色を示した点、十二因縁を通常とは反対に死から無明に遡及して説明した点、大乗仏典が小乗仏教(上座部仏教)を批判したものであることに留意した点、維摩経の解説から般若心経に進んだ点が類書(般若心経の啓発書)に見られない優れた特長だと思った。最後の結論部は、いささか禅問答のような趣になってしまったが仏教というか人間の存在と認識能力そのものが逆説的なものなので、むべなるかなと感じたしだい。2022/01/26

ありうす

0
 般若心経を一文づつ解説するのではなく、関連のありそうな概念を紹介して、「これだけ知っとけば自分でも読めるでしょ。」というスタイルの本。さすが小説家だけのことはあって、行間を埋める、想像力ならぬ創造力がある。即ち、良く言えば独創的、悪く言えば独りよがりな解説書である。自分は、一番いい般若心経の解説書は宮坂宥洪氏の『真釈 般若心経』だと思っているが、それを読み正確な意味を知った上で、二冊目として読んで理解を深めるのにはいいだろう。2009/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/248577
  • ご注意事項

最近チェックした商品