PHP文庫
哲学がよくわかる事典―人間の極大から極小まで、「なぜ」「どうしてか」が見えてくる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 459,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569667614
  • NDC分類 100
  • Cコード C0110

出版社内容情報

人生訓や処世訓ではなく現代を活写する哲学本。

哲学は事の本質をつくすという点で、情報過多社会を過つことなく生きる上での最良の指針。人間社会の森羅万象を渡り歩くガイドブック。

たとえば、学生時代に習ったカントの『純粋理性批判』にしても、なんだかチンプンカンプンで、よくわからなかったという人が多いのでは……。本書はそういった人に向けて、改めて、哲学の持つ面白さと人生に役に立つヒントを教えてくれる「知」の雑学本。

▼それゆえ、哲学とはなんぞやといった従来の書き方ではなく、人間と人間社会の営みの「なぜ」「どうして」を哲学で見ていくという形をとっている。たとえば、「哲学は政治、経済をどのように考えるか」「哲学で湾岸戦争を考えてみる」から始まって、「人はなぜ結婚するのか」「人はなぜいたすのか」等々を、大所高所から捉えるのでなく、どこまでも身近な話として言及する。また、プラトン、アリストテレス、ヘーゲル、フーコーまでの哲学者の系譜と彼らのやったことも一挙掲載。本書を、教養として、また人生の本として拾い読みするもよし。豊富な内容をコンパクトに収めた哲学本。

▼『哲学がわかる事典』を改題。

●第1章 哲学はコンピューター時代によく似合う 
●第2章 むかし哲学は万学の女王であった 
●第3章 哲学が科学の下僕になったとき 
●第4章 科学技術の発展が哲学を呼び戻した 
●第5章 哲学の時代がやってきた 
●第6章 哲学は幸福をどのように考えるか 
●第7章 哲学は政治をどのように考えるか 
●第8章 哲学は経済をどのように考えるか 
●第9章 哲学で湾岸戦争を考えてみる 
●第10章 哲学で社会主義の崩壊を考えてみる 
●第11章 人はなぜ結婚するか ――家族論 
●第12章 人は自然を愛することができるか ――環境論 
●第13章 長生きは幸福を意味するか ――生命・医療論 
●第14章 親と子は理解し合えるか ――世代論 
●第15章 人はなぜ働くか ――労働論 
●第16章 人はなぜ酒を飲むか 
●第17章 人はなぜスキャンダルを好むか 
●第18章 人はなぜいたすのか 
●第19章 人はなぜ盗むのか 
●第20章 哲学なんぞ、けっとばせ

内容説明

哲学は、わかりきったことを、ことさらむずかしくしてしまう屁理屈である、と思われてきました。しかし、それは本当でしょうか?「そうではない、逆である」というのが著者の意見です。「つまり、哲学とは、あらゆることに通じ、それらを根本原理においてつかまえることのできる“万学の女王”である」と続けます。本書は、人間社会の森羅万象を渡り歩く哲学ガイドの決定版。

目次

哲学はコンピューター時代によく似合う
むかし哲学は万学の女王であった
哲学が科学の下僕になったとき
科学技術の発展が哲学を呼び戻した
哲学の時代がやってきた
哲学は幸福をどのように考えるか
哲学は政治をどのように考えるか
哲学は経済をどのように考えるか
哲学で湾岸戦争を考えてみる
哲学で社会主義の崩壊を考えてみる
人はなぜ結婚するか―家族論
人は自然を愛することができるか―環境論
長生きは幸福を意味するか―生命・医療論
親と子は理解し合えるか―世代論
人はなぜ働くか―労働論
人はなぜ酒を飲むか
人はなぜスキャンダルを好むか
人はなぜいたすのか
人はなぜ盗むのか
哲学なんぞ、けっとばせ

著者等紹介

鷲田小彌太[ワシダコヤタ]
1942年、札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業後、同大学院博士課程修了。三重短期大学教授を経て、札幌大学教授。専攻は、哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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峰岸トモ

0
ソクラテスやらデカルトやらの思想がまとめられているのかと思ったがちがった。あくまで鷲田さんの本で、鷲田さんの哲学がまとめられている。一理あるなあと読む本だと思う。2010/11/03

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