出版社内容情報
名紀行家が日本各地を旅し、味わい、思索する。
著者は、手ざわりで日本を知りたいと旅に出た。どの地方にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積していた。それを味わい、思索する名紀行。
日本人はよく旅をする。今は新幹線や飛行機など国内の交通網が発達し、遠方へ行くにも比較的容易に、また気軽に行くことができるようになった。しかし私たちは、果たして旅を本当に味わい、愉しむことができているのだろうか?――本書は、そんな著者の自身への問いかけから生み出された。
▼青森の津軽半島や三内丸山遺跡、丹後の天の橋立、竹久夢二の岡山県、湘南の江の島、さいたま市の盆栽村、夏目漱石の和歌山、瀧廉太郎「荒城の月」の大分県竹田市、長野県の姨捨山、石松の遠州森町、伊勢神宮の式年遷宮など、20の地方に旅する。
▼しかし、いざ旅に出てみると、日本という国が途方もなく広いことを思い知らされる。行ってみたい所が数え切れないほどあるのだ。そして、出かけていったどの地にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積しているのだ。
▼本書は、著者が“手ざわりで”じっくりと日本各地を訪れ、味わい、人生を思索した名紀行といえるであろう。
●プロローグ 旅の一瞬
●旅のきっかけ ……東京都・神田
●兼好の墓 ……三重県・伊賀市
●外の浜風 ……青森県・津軽半島
●津軽の「至宝」 ……青森市・三内丸山遺跡
●江の島再訪 ……神奈川県・藤沢市
●二度と行こまい丹後の宮津 ……京都府・宮津市
●まだふみも見ぬ天の橋立 ……京都府・宮津市
●漱石の和歌山 ……和歌山県・和歌山市
●和歌浦、潮満ち来れば…… ……和歌山市・和歌浦
●塩原懐古 ……栃木県・那須塩原市
●牛窓慕情 ……岡山県・瀬戸内市
●「盆栽村」探訪 ……埼玉県・さいたま市
●日野の山里 ……滋賀県・長浜市、京都市・伏見区
●竹田(ちくでん)の故郷 ……大分県・竹田市
●「荒城の月」 ……竹田市・岡城址
●姨捨山(おばすてやま)考 ……長野県・冠着山(かむりきやま)
●更科(さらしな)紀行 ……長野県・千曲(ちくま)市
●命なりけり小夜(さや)の中山(なかやま) ……静岡県・島田市、掛川市
●石松の遠州森町 ……静岡県・森町
●伊勢神宮の神秘 ……三重県・伊勢市
●エピローグ ……旅の半空(なかぞら)
内容説明
日本人はよく旅をする。今は国内の交通網が発達し、遠方にも比較的容易に、また気軽に行くことができるようになった。しかし私たちは、旅を本当に味わい、愉しむことができているのだろうか?―そんな著者自身への問いかけから本書は生まれた。そして出かけて行ったどの地方にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積していた。各地を訪れ、味わい、思索した名紀行である。
目次
旅のきっかけ―東京都・神田
兼好の墓―三重県・伊賀市
外の浜風―青森県・津軽半島
津軽の「至宝」―青森市・三内丸山遺跡
江の島再訪―神奈川県・藤沢市
二度と行こまい丹後の宮津―京都府・宮津市
まだふみも見ぬ天の橋立―京都府・宮津市
漱石の和歌山―和歌山県・和歌山市
和歌浦、潮満ち来れば…―和歌山市・和歌浦
塩原懐古―栃木県・那須塩原市
牛窓慕情―岡山県・瀬戸内市
「盆栽村」探訪―埼玉県・さいたま市
日野の山里―滋賀県・長浜市、京都市・伏見区
竹田の故郷―大分県・竹田市
「荒城の月」―竹田市・岡城址
姨捨山考―長野県・冠着山
更科紀行―長野県・千曲市
命なりけり小夜の中山―静岡県・島田市、掛川市
石松の遠州森町―静岡県・森町
伊勢神宮の神秘―三重県・伊勢市
著者等紹介
森本哲郎[モリモトテツロウ]
1925年、東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒、同大学院社会学科修了。朝日新聞東京本社入社、学芸部次長、朝日新聞編集委員を経て、1976年退社。以後、評論、著述に専念。1988~1992年、東京女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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