PHP文庫<br> 旅は人生―日本人の風景を歩く

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PHP文庫
旅は人生―日本人の風景を歩く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569667454
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0195

出版社内容情報

名紀行家が日本各地を旅し、味わい、思索する。

著者は、手ざわりで日本を知りたいと旅に出た。どの地方にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積していた。それを味わい、思索する名紀行。

日本人はよく旅をする。今は新幹線や飛行機など国内の交通網が発達し、遠方へ行くにも比較的容易に、また気軽に行くことができるようになった。しかし私たちは、果たして旅を本当に味わい、愉しむことができているのだろうか?――本書は、そんな著者の自身への問いかけから生み出された。

▼青森の津軽半島や三内丸山遺跡、丹後の天の橋立、竹久夢二の岡山県、湘南の江の島、さいたま市の盆栽村、夏目漱石の和歌山、瀧廉太郎「荒城の月」の大分県竹田市、長野県の姨捨山、石松の遠州森町、伊勢神宮の式年遷宮など、20の地方に旅する。

▼しかし、いざ旅に出てみると、日本という国が途方もなく広いことを思い知らされる。行ってみたい所が数え切れないほどあるのだ。そして、出かけていったどの地にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積しているのだ。

▼本書は、著者が“手ざわりで”じっくりと日本各地を訪れ、味わい、人生を思索した名紀行といえるであろう。

●プロローグ 旅の一瞬 
●旅のきっかけ ……東京都・神田 
●兼好の墓 ……三重県・伊賀市 
●外の浜風 ……青森県・津軽半島 
●津軽の「至宝」 ……青森市・三内丸山遺跡 
●江の島再訪 ……神奈川県・藤沢市 
●二度と行こまい丹後の宮津 ……京都府・宮津市 
●まだふみも見ぬ天の橋立 ……京都府・宮津市 
●漱石の和歌山 ……和歌山県・和歌山市 
●和歌浦、潮満ち来れば…… ……和歌山市・和歌浦 
●塩原懐古 ……栃木県・那須塩原市 
●牛窓慕情 ……岡山県・瀬戸内市 
●「盆栽村」探訪 ……埼玉県・さいたま市 
●日野の山里 ……滋賀県・長浜市、京都市・伏見区 
●竹田(ちくでん)の故郷 ……大分県・竹田市 
●「荒城の月」 ……竹田市・岡城址 
●姨捨山(おばすてやま)考 ……長野県・冠着山(かむりきやま) 
●更科(さらしな)紀行 ……長野県・千曲(ちくま)市 
●命なりけり小夜(さや)の中山(なかやま) ……静岡県・島田市、掛川市 
●石松の遠州森町 ……静岡県・森町 
●伊勢神宮の神秘 ……三重県・伊勢市 
●エピローグ ……旅の半空(なかぞら)

内容説明

日本人はよく旅をする。今は国内の交通網が発達し、遠方にも比較的容易に、また気軽に行くことができるようになった。しかし私たちは、旅を本当に味わい、愉しむことができているのだろうか?―そんな著者自身への問いかけから本書は生まれた。そして出かけて行ったどの地方にも、日本の心がしみつき、歴史が堆積していた。各地を訪れ、味わい、思索した名紀行である。

目次

旅のきっかけ―東京都・神田
兼好の墓―三重県・伊賀市
外の浜風―青森県・津軽半島
津軽の「至宝」―青森市・三内丸山遺跡
江の島再訪―神奈川県・藤沢市
二度と行こまい丹後の宮津―京都府・宮津市
まだふみも見ぬ天の橋立―京都府・宮津市
漱石の和歌山―和歌山県・和歌山市
和歌浦、潮満ち来れば…―和歌山市・和歌浦
塩原懐古―栃木県・那須塩原市
牛窓慕情―岡山県・瀬戸内市
「盆栽村」探訪―埼玉県・さいたま市
日野の山里―滋賀県・長浜市、京都市・伏見区
竹田の故郷―大分県・竹田市
「荒城の月」―竹田市・岡城址
姨捨山考―長野県・冠着山
更科紀行―長野県・千曲市
命なりけり小夜の中山―静岡県・島田市、掛川市
石松の遠州森町―静岡県・森町
伊勢神宮の神秘―三重県・伊勢市

著者等紹介

森本哲郎[モリモトテツロウ]
1925年、東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒、同大学院社会学科修了。朝日新聞東京本社入社、学芸部次長、朝日新聞編集委員を経て、1976年退社。以後、評論、著述に専念。1988~1992年、東京女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

8
「漱石の和歌山」「和歌浦、潮満ち来れば・・」を読みたくて購入しましたが、魅力的な紀行が多数収められていました。どこでも気軽に行けるようになった今日、旅を本当に味わい、愉しむことができているか。そういう自問自答から、本書は着想されています。確かに全行程を車で行く旅は効率的すぎて、旅情を感じにくいかなと思いました。2018/12/25

よし

2
「まだ文もみず天橋立」「漱石の和歌山」「荒城の月の滝廉太郎 竹田市」「姨捨山考」「更級紀行」「命なりけり小夜の中山」「兼好の墓」文学に残る日本の山河 もうこんな所は今では見られなくなってしまった。旅情が感じられなくなった。2024/06/16

都人

1
著者とは、時代が異なるとの印象だ。行きたい場所がこの本にはなかった。2013/06/03

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