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最上義光―伊達・上杉と死闘を演じた出羽の勇将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569666549
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

羽州の狐・最上義光の波乱に満ちた生涯を描く。

巧みな外交戦略と積極果敢な戦術によって伊達・上杉家と互角に渡り合った出羽の驍将・最上義光。その波乱に満ちた生涯を描く人物小説。

山形の小大名だった最上家を、東北屈指の大名にした最上義光。天文15(1546)年に最上義守の嫡男として生まれた義光は、父との折り合いが悪く、義守の寵愛を受ける弟・義時と跡目を争うことになる。

▼いったんは和睦したものの、再び叛意を抱く弟を誅殺した義光は、家督を継いだ後も次々と敵対する勢力を滅ぼし、山形地方を制圧する。その後も暗殺・内応などの謀略と積極果敢な戦術を駆使し伊達・上杉らと互角に戦った義光は、慶長5(1600)年の関ヶ原の戦いで東軍につき、西軍の直江兼続と死闘を演じる。

▼関ヶ原での功績を認められた義光は、慶長6(1601)年、家康から三十三万石の加増を受け、遂に出羽五十七万石の大大名となる。

▼順風満帆かのようにみえた義光の晩年だったが、運命はある事件をきっかけに意外な方向へと転がり始める……。「出羽の狐」と恐れられた男の、波乱に満ちた生涯を描く人物小説。

▼『修羅鷹 最上義光』を改題。 

●第一章 最上の家督 
●第二章 天童氏との戦い 
●第三章 栄枯盛衰、有為転変 
●第四章 寒河江城の攻防 
●第五章 伊達政宗、勇躍す 
●第六章 人生最大の危機 
●第七章 小田原参陣の明暗 
●第八章 秀吉の大名試験 
●第九章 勝算なき朝鮮出兵 
●第十 悲劇の幕開け 
●第十一章 徳川家康の策謀 
●第十二章 直江兼続との激闘 ――陸奥の関ヶ原 
●第十三章 悲願成就 
●第十四章 義光の決断 
●第十五章 死出の旅立ち 
●第十六章 流転輪廻 
●関係年表 

内容説明

山形の小大名だった最上家を、東北屈指の大名にした最上義光。父との不和から跡目を争うことになるが、弟を倒して家督を継ぎ、山形地方を制圧する。その後も恐るべき謀略と戦術で伊達・上杉らと互角に戦い、見事出羽五十七万石を手にする。しかし最後に彼を待ちうけていたのは因縁ともいうべき運命だった…。「出羽の狐」と呼ばれた男の波乱に満ちた生涯を描く人物小説。

著者等紹介

中村晃[ナカムラアキラ]
作家。1928年、山形県寒河江市に生まれる。東北大学文学部を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MNK2

0
父弟との相剋、領土拡大の手腕など甥に負けない器量をもった御仁だが、よく引き立て役にされるのが無念だわ。2016/07/25

すももたろう

0
☆☆☆2012/08/15

ちばと~る

0
出羽54万石の大大名にのし上がった最上義光の生涯~波乱万丈悲劇的~2007/10/16

BIN

0
最上義光の本はあまりないので、この本があるだけ良かったというぐらい。まず思っていたよりかは義光が腹黒でもなかったし、義光が何かやるのかと思ったら氏家尾張守や志村伊豆守が主だったのも物足りない。さらに伊達や上杉(というか直江)の方にもページがさかれており、そもそも最後が政宗の言葉というのはどういうことと言いたい。最上を良く知っている人には非常に物足りないと思われます。2011/10/08

ばばん

0
インパクトはあんまりなく、もともと東北の影の薄い大名のためか最上家の本がこのぐらいしかなかったために買ったけど歴史を知る上であんまり参考にならない気がしました

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