出版社内容情報
星野道夫の写真を新編集したシリーズ第6弾。
星野道夫が遺した写真と文章を新編集したシリーズ第6弾。極北のアラスカで一瞬ともいえる季節に咲き誇る美しい花々。文庫オリジナル。
星野道夫が遺した膨大な写真と文章を新編集したMichio's Northern Dreamsシリーズ6作目。文庫版だけのオリジナル作品で、本書で本シリーズは完結する。
▼極北のアラスカに春は駆け足でやってくる。白夜の季節、二十四時間の太陽エネルギーは雪解けを一気に押し進め、ツンドラは香ばしい土の匂いがする。やがて川が開き、半年間眠っていた大地は、ゆっくり伸びをするかのように動きだしてゆく。この一瞬とも言える植物たちの季節に、いっせいに咲き誇る可憐で美しい花々。花に目を向け始めると、この土地の人々の暮らしの中で、いかに花が大きな位置を占めているかを再発見する。長い冬があるからこそ、人々はこの花の季節を愛でるように大切にするのだろう。過酷な自然の中で咲く凛とした花々に心あたたまる一冊。
▼本シリーズの好評既刊『オーロラの彼方へ』『ラブ・ストーリー』『最後の楽園』『森に還る日』『大いなる旅路』もぜひ。
内容説明
魂を揺さぶる写真と言葉の数々。今よみがえる星野道夫の世界。
著者等紹介
星野道夫[ホシノミチオ]
1952年千葉県市川市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。動物写真家田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部に留学。以後、約19年間にわたってアラスカの自然と人びとの暮らしを見つめ、写真と文章で比類のない作品世界を築き上げた。『アニマ』『週刊朝日』『SINRA』『家庭画報』『たくさんのふしぎ』などの国内雑誌にとどまらず、『National Geographic』『Audubon』等の海外の雑誌にも作品を発表。国内外で高く評価される。86年アニマ賞、90年「Alaska風のような物語」(週刊朝日連載)で第15回木村伊兵衛写真賞受賞。優しさと厳しさが併存する写真と散文詩のように美しい文章は多くの人々を魅了しつづけたが、96年8月、カムチャッカ半島での取材中、クマに襲われ急逝。没後、東京を皮切りに全国各地で巡回展が開催され、多くの人々に深い感動を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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piro
もりみ
奈良坂葵
asamitu
とらりん
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- 和書
- 今日もネコ様の圧が強い