PHP文庫<br> 日本はそんなに悪い国なのか―A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって

電子版価格
¥550
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

PHP文庫
日本はそんなに悪い国なのか―A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569664583
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0130

出版社内容情報

戦後60年を経て未だ続く不毛な論議を一撃。

なぜ首相の靖国参拝が批判の的になるのか。なぜ政府は近隣諸国に謝罪をし続けるのか。不毛な議論に終止符を打つ、著者渾身の論考集。

毎年、8月15日が近づくと話題になる「首相の靖国神社参拝」、それに過剰に反応する近隣諸国……。戦後、日本に定着した、新種の風物詩と揶揄したくなるほどである。しかし、「近隣諸国への配慮」と「国策を考えて」という、まやかしの名目で、首相の靖国神社参拝を問題視し、近隣諸国に謝罪外交を続ける日本に、著者は疑問を投げかける。「正々堂々と反論もせず、言い逃れを画策する態度こそ問題である」と。

▼本書は、A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって、敗戦から60年を経て、いまなお繰り返される不毛な議論に終止符を打つべく、その是非を世に問うた論考集である。

▼文庫化に際して、昭和28年8月3日の衆議院本会議における「戦犯の赦免に関する決議」などを収録。この資料を見れば、当時の日本社会党、日本共産党も含め、「全会一致」で「戦犯赦免」を可決していることがわかる。その時点から日本に「戦犯」はいないことを記しておこう。

●第1部 A級戦犯と靖国神社 
●第2部 日本の罪と恥 
●第3部 日本がしたこと、されたこと 
●第4部 対談・靖国問題を考える

内容説明

「近隣諸国への配慮」と「国策を考えて」などという、まやかしの名目で、首相の靖国参拝を問題視し、近隣諸国に謝罪を続ける日本。正々堂々と反論もせず、言い逃れを画策する態度こそ問題である。本書は、A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって、敗戦から60年を経て、なお繰り返される不毛な議論に終止符を打つべく、世にその是非を問う一冊である。文庫化に際し、新資料を追加収録。

目次

第1部 A級戦犯と靖国神社(二日早めた首相の靖国参拝;靖国問題に欠かせない四つの論点;高邁しすぎた平和祈念碑;「平和懇」の委員を終えて)
第2部 日本の罪と恥(東京・九段の昭和館;靖国に祀られたイギリス人たち;生きる姿勢)
第3部 日本がしたこと、されたこと(戦争犯罪人といわれた人々;加害者もなく被害者もなく;謝罪すべきこと、させるべきこと)
第4部 対談・靖国問題を考える(靖国神社の国家護持を―対談相手・瀬島龍三(千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会会長)
靖国神社は公共宗教だ―対談相手・山本卓真(靖国神社宗敬者総代・富士通(株)名誉会長)
平和祈念碑はいらない―対談相手・中曽根康弘(元内閣総理大臣))
巻末資料(日本国憲法(抄)
内閣総理大臣その他の国務大臣の靖国神社公式参拝について 藤波内閣官房長官談話(昭和六十年八月十四日) ほか)

著者等紹介

上坂冬子[カミサカフユコ]
1930年、東京生まれ。1959年、『職場の群像』で第一回中央公論社思想の科学新人賞を受賞したのを機に文筆活動をはじめ、以後ノンフィクション作家として執筆活動に専念する。1993年、菊池寛賞、正論大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品