PHP文庫<br> 荒木又右衛門―「鍵屋の辻の決闘」を演じた伊賀の剣豪

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荒木又右衛門―「鍵屋の辻の決闘」を演じた伊賀の剣豪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

謎多き生涯を緻密な検証と大胆な推理で描く。

「36人斬り」の仇討ちで有名な又右衛門。だが40年余りの生涯は謎に包まれている。緻密な検証により人物像を大胆に捉え直す力作。

日本三大仇討ちの一つである「伊賀越えの仇討ち・鍵屋の辻の決闘」――巷間伝わる「荒木又右衛門36人斬り」の仇討ち劇である。ところが、史実は外様大名と旗本の対立という政治的背景をもつ抗争であり、義弟・渡辺数馬の助太刀人として加担した又右衛門側<4人>と河合又五郎ら仇人側<11人>との対決であった。

▼この決闘で歴史に名をとどめることとなった又右衛門、実は彼の40年余りの生涯は漠とした霧の中にあって、鍵屋の辻でほんの一瞬スポットを浴びただけなのだ。伊賀荒木村に生を受け、柳生心陰流の剣を学ぶ。仇討ち成功の4年後に鳥取藩池田家にお預けの身となり、鳥取に入った17日後、「荒木又右衛門急死」の報が藩庁より公表された。史実として残るのはこの程度であり、死の真相も明かされていない。

▼本書は、わずかに残る史料等の緻密な検証から、これまで描かれてきた又右衛門像を大胆に捉え直した力作である。

▼文庫書き下ろし。

●阿修羅の子 
●赤鬼山人 
●太鼓試合 
●仮の縁 
●遠雷 
●決闘、鍵屋の辻 
●梢の声

内容説明

日本三大仇討ちの一つ、伊賀上野鍵屋の辻の決闘―巷間言われる「又右衛門36人斬り」の仇討ち劇である。だが史実は外様大名対旗本という政治的対立を背景に、義弟の助太刀人として加担した又右衛門側4人と仇人側11人の対決であった。この決闘で歴史に名をとどめた又右衛門、実はその生涯は謎に包まれている。本書は緻密な検証により大胆に又右衛門像を捉え直す力作である。

著者等紹介

黒部亨[クロベトオル]
1929年、鳥取県生まれ。日本文芸家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BIN

6
3大仇討ちの1つ鍵屋の辻の決闘の立役者荒木又右衛門を描いた作品。仇討ちの所以外はほとんどわかってない人物なので、仇討ち前までの人生を創作で書かれてます。謎の赤鬼との出会いや武蔵の弟子との対決があり、それがちゃんと最後に活かされているの良い。ひねくれ者の親友の推理?や実母の謎の死など伏線もいろいろ張り巡らされている。仇討ち以外のところも楽しめました。仇討の際に小物に刀をへし折られてしまい、そのことを後に未熟者と嗜められるも、それを素直に反省して弟子入りしているぐらいの気持ちのいい人です。2018/04/17

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