PHP文庫<br> 30ポイントで読み解く「ローマ帝国衰亡史」―E.ギボンの歴史的名著が手にとるようにわかる

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30ポイントで読み解く「ローマ帝国衰亡史」―E.ギボンの歴史的名著が手にとるようにわかる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662275
  • NDC分類 232.8
  • Cコード C0120

出版社内容情報

『ローマ帝国衰亡史』の要点を30ポイントで解説。

E・ギボンの歴史的名著『ローマ帝国衰亡史』。その骨子を30ポイントにまとめ、帝国の黎明期から衰亡にいたる歴史の変遷を追跡する。

1776年に発刊され、たちまち稀代の名著と評されたギボンの不朽の傑作『ローマ帝国衰亡史』。第二次大戦時の英首相チャーチルに「その物語と文章にまったく圧倒された」と評され、インド首相となったネルーにも「流れるような旋律をもった文章をどんな小説よりも夢中になって読んだ」と語られたこの壮大な歴史ドラマは、数世紀を経た今日でも多くの読者を魅了している。

▼本書は、帝国の絶頂期から滅亡へといたる『ローマ帝国衰亡史』の骨子と、そこには描かれていないがローマ帝国史を語るには避けられない建国期から帝政の黎明期へといたる発展途上の時代の動きを、あわせて30ポイントにまとめて解説する。「カエサルはどのようにガリア征服を成功させたか」「ディオクレティアヌス帝が帝国を四分割した理由」「コンスタンティノポリスはいかに陥落したか」など、1つ1つの問いから“大帝国がどう栄え、なぜ滅びたか”という壮大なテーマを浮かび上がらせた、画期的入門書!

[1]最初のローマ帝国はどれほど大きかったのか 
[2]地中海の覇者カルタゴとの戦争はどうしておきたのか 
[3]ローマは天才戦略家ハンニバルと、どう戦ったのか 
[4]どうしてアフリカを手中にできたのか 
[5]なぜ周辺民族や奴隷の反乱が多かったのか 
[6]カエサルはどのようにガリア征服を成功させたか 
[7]クレオパトラは、なぜカエサルを選んだのか 
[8]カエサルは、なぜ暗殺されたのか ほか

内容説明

1776年に発刊されるやたちまち稀代の名著と評された、ギボンの不朽の傑作『ローマ帝国衰亡史』。帝国の絶頂期から滅亡への変遷を描き上げたこの長大な歴史ドラマは、数世紀を経た今日まで多くの読者を魅了している。本書はその骨子を、帝政の黎明期にまで遡りながら30ポイントにまとめて解説。「大帝国はなぜ栄え、なぜ滅びたか」という壮大なテーマを一冊に詰め込んだ格好の入門書。

目次

最初のローマ帝国はどれほど大きかったのか―強国ローマの誕生について
地中海の覇者カルタゴとの戦争はどうしておきたのか―第一次ポエニ戦争
ローマは天才戦略家ハンニバルと、どう戦ったのか―第二次ポエニ戦争の行方について
どうしてアフリカを手中にできたのか―第三次ポエニ戦争の勝者とは
なぜ周辺民族や奴隷の反乱が多かったのか―カエサル登場前の混乱を取り上げてみよう
カエサルはどのようにガリア征服を成功させたか―天敵との戦いをふりかえる
クレオパトラは、なぜカエサルを選んだのか―英雄と女王の蜜月
カエサルは、なぜ暗殺されたのか―元老院との激しい争い
なぜクレオパトラとアントニウスは結ばれたのか―女王の心の中の野望
初代皇帝アウグストゥスの功績とは何であったか―独裁者としてうまく君臨できたのか〔ほか〕

著者等紹介

金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年東京生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。日本放送協会(NHK)勤務後、広島大学教授、静岡大学教授、日本大学教授を歴任。専門はドイツ文学、ドイツ思想
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きりぱい

5
ギボンの『ローマ帝国衰亡史』は読みたいような読めないようなで、見つけたこれを手に取ったのだけど、まえがきのギボン紹介を読んで早くも、やっぱり頑張って本編を読むべきだったか?と。30ポインドだけど、されど30ポイントで、ややこしい時は勢力図や系図がほしくなる。ローマ帝国の壮大さと激動ぶりを味わうには物足りなかもしれないけれど、プロ野球の名シーンだけをつなげたフィルムのように、ドラマはないけど嘆息は漏れるとでもいうか、本編を読みたくなる取っ掛かり(結局!)としては面白かった。2010/04/14

moku324

1
競技場で行われる戦車競走は、今でいう「運動会」のような印象を受けました。赤組、白組の2チームだったものが、やがて青組、緑組が加わり4チームで競走したようです。大衆は贔屓チームの色のハンカチを振ってこれに陶酔し胸躍らせていました。場合によってはフーリガンのように暴れたり、皇帝を決めることに関わる位まで世の中の一部になっていたようです。2022/06/04

うえ

0
「ローマ人の物語」のよい復習になった 「教父アウグスティヌスは,このローマの陥落を目の当たりにして『神の国』を著し,「…真に重要なものは,地上における『神の国』の発展であり,言い換えるならば人類の霊的進化である」と語った。もはやローマは永遠の都ではなかった」「ギボンは西ローマ帝国の終焉で『ローマ帝国衰亡史』を完結させるつもりであったという。…しかし…ベストセラーになり,物語の続きを求める人々の声に推され,結局,ギボンはその後のローマ帝国についても語るようになった」2014/06/09

vladimir-kyoto

0
ギボンのは最盛期からビザンツの滅亡までを取り扱っているが、この本はローマの成立から扱っておりギボンのと重なるところが少ない。どちらかと言えばローマ通史みたいな印象。2012/08/03

ビタミン

0
★★★☆☆2011/02/27

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