出版社内容情報
世界史にみる時代を牛耳った独裁者たちの実像。
秦の始皇帝、ローマ皇帝カエサルからサダム・フセインまで、歴史が動くところ独裁者の存在があった。時代を追ってその実像を徹底解説。
「独裁者」というと、一般的にはマイナスイメージが強いが、世界史を眺めていくと、時代が大きく動くとき、その中心にはつねに「独裁者」の存在がある。強大な権力を一手に握り、国を思うままに操る人物の登場こそが、歴史の歯車を回転させてきたともいえる。
▼本書は、紀元前のペルシャ王ダレイオス1世からイラク大統領だったサダム・フセインまで、歴史の流れに沿って世界史を彩った独裁者たちをわかりやすく解説。皇帝ネロやナポレオン1世、ヒトラーといった典型的な人物、曹操、平清盛、織田信長ら日本人に馴染みの英傑、さらに現代ではフィリピン大統領だったマルコス、シリア大統領だったアサド、もちろん金日成・金正日父子も採りあげている。
▼その人物の台頭から独裁確立、さらに政権が崩壊している場合はそこに至るプロセスまでを、コンパクトにまとめている。貴重な肖像写真も満載し、「独裁者」に関するユニークな人物読本とした。文庫書き下ろし。
[1]ダレイオス1世
[2]アレクサンドロス3世
[3]ヒエロン2世
[4]始皇帝
[5]ユリウス・カエサル
[6]アウグストゥス
[7]ネロ
[8]董卓
[9]曹操
[10]コンモドゥス ほか
内容説明
時代が動くとき、その中心にはつねに「独裁者」の存在があった。本書は、紀元前のペルシア王・ダレイオス1世からイラク大統領だったサダム・フセインまで、独裁的な権力をふるった人物たちを、歴史の流れに沿ってわかりやすく解説。その台頭から独裁確立、さらには権力崩壊に至る経緯をコンパクトにまとめ、「独裁者」に関する手軽な人物読本とした。貴重な肖像写真も満載。
目次
ダレイオス1世(ペルシア王・在位前五二二‐四八六)
アレクサンドロス3世(マケドニア王・在位前三三六‐三二三)
ヒエロン2世(シラクサ王・在位前二六五頃‐二一五)
始皇帝(秦皇帝・在位前二四七‐二一〇)
ユリウス・カエサル(ローマの軍人・政治家・前一〇〇頃‐四四)
アウグストゥス(ローマ皇帝・在位前二七‐後一四)
ネロ(ローマ皇帝・在位五四‐六八)
董卓(後漢の軍人・生年不詳‐一九二)
曹操(後漢魏の祖・一五五‐二二〇)
コンモドゥス(ローマ皇帝・在位一八〇‐一九二)〔ほか〕
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年、愛知県生まれ。1965年、慶応義塾大学法学部政治学科卒。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る。著書多数
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感想・レビュー
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