出版社内容情報
真の活学を体得できる、滋味あふれる講話録。
「自らの成長の先に人間としての成功がある」――真の学問とは何か、己を知るための活学とは何かを語り明かした滋味あふれる講話録。
「活学」とは、学んだことを知識のみに留めず、知恵として発展させ、実践することである。――今日の変転極まりない社会情勢の中、高い志を持って生き抜くため、我々は今こそ東洋の叡智にその指針を求める必要がある。
▼本書は、『論語』『三国志』『唐詩選』等を通して、東洋学の真髄を現代に活かす方途を語った、滋味あふれる講話録である。
▼物知りは人間の知性の遊戯であり、本質的な値打ちはない。難しい論理や哲学を学んでも、受身による知識の吸収では、生きる力にはならない。自ら主体となって積極的に“深究”して得た知識こそが、生きた学問、すなわち「活学」となる。そうして学んだことは、人間としての立命、情熱、風格、安心となって現れてくる……“東洋学の泰斗”と称えられた著者の、確かな視座からのアドバイスが、心に響く好著である。
▼『活学としての東洋思想』以来、6冊目となる、PHP文庫“安岡活学”シリーズ、待望の完結編。
●乱世と活学
●「あなた」と「私」
●乱世と養生・養心
●詩と人生
●現代と同人の学問・信条について
●英雄と書生―王永江の「感時」を読む
●三国志と青年
●中村敬字撰 冬齋藤藤川君記念碑
●六然
●事業と人物
●義公鑽仰碑
●蕃山先生の餘薫
内容説明
「活学」とは、学んだことを知識のみに留めずに、知恵として発展させ、実践することである―今日の変換極まりない国内外の情勢の中で、高い志を持って生き抜くために、我々は今こそ、東洋の叡智にその指針を求める必要がある。本書は、『論語』『三国志』『唐詩選』などを通して、東洋学の真髄をいかに現代に活かすかをわかりやすく語った、滋味あふれる珠玉の講話録である。
目次
乱世と活学
「あなた」と「私」
乱世と養生・養心
詩と人生
現代と同人の学問・信条について
英雄と書生―王永江の「感時」を読む
三国志と青年
中村敬宇撰、冬斎藤川君記念碑
六然
事業と人物
義公鑽仰碑
蕃山先生の餘薫
著者等紹介
安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年、大阪府に生まれる。東京大学法学部卒業。「東洋思想研究所」「金鶏学院」「国維会」「日本農士学校」「篤農協会」等を設立。また戦後は「全国師友協会」「新日本協議会」等をつくり、政財界の精神的支柱となる。全国師友協会会長、松下政経塾相談役を歴任。昭和58年12月逝去
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感想・レビュー
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