PHP文庫
目からウロコの戦国時代―史料から読み解く武将たちの真相

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569660332
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0121

出版社内容情報

戦国武将たちの意外なエピソードを再発掘!

「戦国時代」は話題の宝庫! 「本能寺の変に黒幕がいた」など、事件の意外な逸話や、武将の実像を解説した“肩の凝らない”戦国読本!

「斎藤道三は油売り、北条早雲は素浪人の出身というのはまちがい」「信長を襲った明智光秀には黒幕がいた?」「戦場での武器として、刀はあまり使われなかった」「鉄砲は、実はもっと以前より伝来していた?」「家康はなぜ三方が原で決戦を挑んだのか」「『賎ヶ岳七本槍』は、実は九本槍だった」「武田信玄は本当はやさ男だった」「足利義昭は、追放された後も将軍だった」「清須会議の出席者はたったの四人だった」「石山戦争での本願寺と信長軍の衝突は十年間でたったの二回だった」――歴史ファンにはおなじみの「戦国時代」だが、巷間“史実”のように語られることの多くが、じつは講談的な面白さによって独り歩きした話である。

▼本書は、長年、戦国史を研究してきた著者が、質のよい史料に向き合い、あくまでも史実にこだわりながら戦国時代のドラマチックな様相を解説した一冊。まさに“目からウロコ”が落ちる情報が満載の戦国読本である。

●第1章 風雲の戦国時代 
●第2章 戦国武将たちの戦い 
●第3章 天下統一へむけて 
●第4章 戦国よもやま話

内容説明

“戦国時代”は日本史の中でも特に人気の高い時代である。本書はそんな「話題の宝庫」戦国時代の実相を、あまり知られていない史実や、歴史の意外なエピソードから読み解いていく。「信長が桶狭間で勝った本当の理由」「明智光秀には黒幕がいた?」「清須会議の出席者はたった4人だった?」など、質が高く豊富な史料から導き出した、“目からウロコが落ちる”情報満載の、肩の凝らない戦国読本。

目次

第1章 風雲の戦国時代(戦国時代は応仁の乱から秀吉の天下統一まで?;異分子集団「一向宗」の実力 ほか)
第2章 戦国武将たちの戦い(武田信玄と上杉謙信の本当の死因は何だったのか;信長の天下取りを助けた木綿の威力 ほか)
第3章 天下統一へむけて(筒井順慶は郡山城で、やはり日和見していた;清須会議の出席者はたったの四人だった ほか)
第4章 戦国よもやま話(まちがいの多い人物の実名(男性編;女性編)
京都の畳の上で死ねなかった戦国の将軍たち ほか)

著者等紹介

谷口克広[タニグチカツヒロ]
1943年北海道室蘭市生まれ。横浜国立大学教育学部歴史学科卒業。横浜市役所勤務などを経て、東京都教職員。現在、港区立港南中学校教諭。専攻は日本戦国時代史。特に織田時代史を長期にわたって研究。良質な史料にあくまでもこだわり、正確な歴史的事実を解明することを信念としている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

26
戦国の世の蘊蓄アレコレ。小説等で描かれるものと異なる実態事実多数。鉄砲の伝来、家康の人質生活、信玄と謙信の一騎打ちはなかった、信長と木綿、桃山時代は明治での命名、戦場では刀はあまり使われなかた、秀吉正室は「ねね」ではなく「ね」等々。歴史小説読みの傍らに一冊あって参考文献に良いかも。2023/03/14

金吾

16
ここ30年くらいに歴史研究が飛躍的に進み定説が覆されているように感じますが、それらをまとめた本です。豆知識みたいなものもあり読みやすかったです。2020/12/29

cybertiger

1
第一章風雲の戦国時代、第二章戦国武将たちの戦い、第三章天下統一へ、第四章戦国よもやま話。 さすが、信長研究で定評のある谷口克広さん、奇をてらわず、珍説に走ることなく新説を手堅くまとめ、分かりやすく紹介している。個人的には、『武功夜話』の評価と本能寺の変には黒幕がいた説の切り捨て方が面白かった。第四章は軽い話でまとめられているが、戦国の世に名を残した女性の話は興味深かった。2025/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/130432
  • ご注意事項

最近チェックした商品