出版社内容情報
108の心に響く禅の言葉を、とことん味わう。
迷いを解決したり、悩みを軽くしたり、人生の指針となったりする、心に響く禅のことば108を、なぞり書きして解説を読んで味わう一冊。
読んで、なぞって味わう、禅の名言集。
▼高僧が残し、漢字で書かれた「禅語」には、シンプルでありながら、深い哲学的な意味が込められています。心の癒しとしたり、座右の銘として心に留めておくのに、使い勝手のよい言葉です。
▼そういった言葉を、読むだけでなくなぞり書きすると、心に与える影響はさらに効果的になります。単に覚えやすくなるということだけでなく、真理を、理屈ではなく心身あげて体得するという禅の真骨頂に近い行為だからです。最近注目を集めている「マンダラ塗り絵」と、原理的に似ている部分もあります。
▼本書では、煩悩の数と同じ108つの禅語を選出。大乗仏教の「煩悩即菩提」という発想からすれば、108の禅語は煩悩を映し出す鏡であり、同時に悟りへの道程ともなります。
●プロローグ 心に響く禅のことばをなぞる
●第一章 日常に生かす禅のことば ――行住坐臥――
●第二章 元気になる禅のことば ――騎牛求牛――
●第三章 自然に学ぶ禅のことば ――水急不流月――
内容説明
禅語は、高僧と修行僧との間で交わされた問答や、禅宗の教えが墨書きされたことば。究極の目的は「無」になることです。108の禅のことばに静かにひたり、「見て」「読んで」、ゆったりとことばをなぞり書きしましょう。
目次
第1章 日常に生かす禅のことば―行住坐臥(阿;善哉;歸去來 ほか)
第2章 元気になる禅のことば―騎牛求牛(喝;咄;無 ほか)
第3章 自然に学ぶ禅のことば―水急不流月(現成公案;作雨作晴;處處全眞 ほか)
著者等紹介
正木晃[マサキアキラ]
宗教学者。神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授等を経て、現在、慶應義塾大学非常勤講師
高井正俊[タカイショウシュン]
臨済宗建長寺派宗務総長。鎌倉学園理事長。東京都羽村市出身。早稲田大学卒業。臨済宗建長寺派教学部長などを経て現職
永井宗直[ナガイソウチョク]
臨済宗建長寺派教学部長。臨済宗連合各派布教師。横須賀市満願寺住職。神奈川県横須賀市出身。花園大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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