出版社内容情報
アメリカはもはや日本を守ってはくれない!
日本はもはやアメリカに頼ってはいられない。アメリカの状況を最もよく知る著者が語る今後のアメリカの戦略とは? 日本のとる道とは?
2006年11月7日に行われた中間選挙で、ブッシュ大統領の率いる共和党が大敗した。多くの人は、イラク戦争とそれに関わりのある政治の動きが要因だと考えているが、著者によれば、大きな敗因が別にあるという。
▼一つは、ブッシュ政権がドル高と自由貿易拡大を急ぎすぎたこと。もう一つは、アメリカに蔓延しはじめた「新しい孤立主義」とも言える風潮である。ただし、選挙直前の世論調査を見ると、「フセインを倒したことは正しかったか」「中東の石油を守るべきか」という質問については8割の人が支持している。つまり、イラク戦争そのものではなく、戦争のやり方が本当の争点だったのである。
▼アメリカは中東で“成果”を上げることが最優先課題であり、必然的に、北朝鮮問題を含めたアジアのことは後回しになる。そのとき、アメリカはアジアのことはすべて中国に任せるのではないか。日本はどうする――? ワシントン情報から読み解く「日本の運命」。
●第一章 なぜブッシュ大統領は失敗したか
●第二章 イラクからの撤兵は難しい
●第三章 アメリカはアジアで何もできない
●第四章 日本は中国に敗れた
●第五章 中国のミサイルと見えない兵器がアメリカを狙う
●第六章 「甦る大国・日本」叩きが始まる
内容説明
アメリカはアジアを中国に任せる?ワシントン情報から読み解く「日本の運命」。
目次
第1章 なぜブッシュ大統領は失敗したか
第2章 イラクからの撤兵は難しい
第3章 アメリカはアジアで何もできない
第4章 日本は中国に敗れた
第5章 中国のミサイルと見えない兵器がアメリカを狙う
第6章 「甦る大国・日本」叩きが始まる
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年名古屋市生まれ。東京大学英文科卒。1959年NHKに入局。1970年ワシントン特派員をかわきりに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。その後NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に1992年退職。その後、ハーバード大学タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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