出版社内容情報
歴史上著名な軍師と参謀の戦略を現代に活かす。
大将の陰に隠れ、己の才覚一つで勝利のために戦う軍師。日本と中国の著名な軍師たちを取り上げ、その戦略を現代に活かす知恵を学ぶ。
決して表に出て華々しい活躍はしないが、己の才覚ひとつで確実に組織を勝利へと導く知恵者。軍師の魅力とはそんな所にあるのだろう。多くのビジネスマンが彼らの戦略に学ぼうとするのもうなずける。
▼本書は日本と中国の名だたる軍師たちを取り上げ、その生涯と戦略・戦術をわかりやすく解説した。たとえば三国志でおなじみの諸葛亮や司馬懿、武田信玄の快進撃を支えた山本勘助や対する今川方の雪斎、豊臣秀吉に天下を取らせた黒田官兵衛と竹中半兵衛など、著名な軍師が勢ぞろい。ある者は弁舌ひとつで敵の包囲網を崩壊させ、ある者は俊敏な情報収集力で敵の隙を突き、またある者は調略で敵を内部崩壊させる。実に胸のすく「頭脳の勝利」である。
▼また本書では戦国時代の軍師にとどまらず、秋山真之、石原莞爾など近代戦の参謀、さらに、ねねやまつなど大将の奥方にも焦点を当ててあり、読者は面白く読みながら、多様な教訓を学ぶことができるだろう。
●序章 軍師とは?
●第一章 「攻」める ~敵を惑わす変幻自在の攻撃術~
●第二章 「守」る ~敵の猛攻を防ぐ鉄壁の防御術~
●第三章 「交」わる ~乱世に味方を増やす人身掌握術~
●第四章 「操」る ~相手の心を自由自在に操る心理術~
内容説明
歴史を変えた「できる男」たちの名案。勝利をつかんだ頭脳に学ぶ。
目次
第1章 「攻」める―敵を惑わす変幻自在の攻撃術(黒田官兵衛―機を見るに敏な男―敵のスキを見逃さず諜略をしかける;真田幸隆―武田信玄の上を行く鬼謀の士―調略で敵を内部から崩壊させて勝利をつかむ ほか)
第2章 「守」る―敵の猛攻を防ぐ鉄壁の防御術(小早川隆景―家を犠牲に主家を支えた忠臣―事態の行く先を見通して主家の安泰をはかる;高坂昌信―信玄に愛された守りの要―慎重さを旨に上杉謙信から北信濃を守りぬく ほか)
第3章 「交」わる―乱世に味方を増やす人心掌握術(石田三成―実務に長けた秀吉の懐刀―多彩な交友関係を駆使して西軍を編成する;千利休―豊臣政権を支えた堺の茶人―茶の湯で得た人脈により島津家の降伏を誘う ほか)
第4章 「操」る―相手の心を自由自在に操る心理術(山本勘助―武田家の伝説的軍師―嫁取りの献策で武田家に忠誠を誓う味方をもたらす;竹中半兵衛―秀吉立身の立役者―兵法の要「用心」を旨として物事にあたる ほか)