出版社内容情報
実務的コミュニケーションのノウハウを例示。
できる法律家はどのように思考して行動しているのか? 国際派弁護士が実務に役立つ「物の考え方」のノウハウを具体的事例を交えて書く。
「考えるとは曖昧な事実を掘り下げて具体的な対応策をつくりだすことである」「考えるとはあらゆる角度から多数の解決策を発想することである」「物の見方は権威や伝統というフィルターに遮られている」「優秀な者ほど自分の意見が正しいと思いがちである」「予想外の事態に備えるためには二重三重の手を打つことである」「物事には予兆がある。だから氷山の一角から全体像が読める」――。キャリア豊富な国際派弁護士が現場で鍛え上げた「物の考え方」を、七つのコンセプトに集約して説き明かす。本書ではとくに、「法的思考」(リーガル・マインド)の類ではなく、ビジネスや私生活に直結する「考え方の基本」を取り扱う。法律解釈だけの弁護士は非力である。経験に裏打ちされた思考だけが実生活の役に立つ。だから同じ弁護士でもベテランと若手とでは、考える力に将棋のアマとプロほどの差が出てくるのだ。
内容説明
「具体的に考える」「オプションを発想する」「直視する」「共感する」「マサカを取り込む」「主体的に考える」「遠くを見る」―キャリア豊富な国際派弁護士が現場で鍛え上げた「物の考え方」を、七つのコンセプトに集約して説き明かす。
目次
第1章 話の根拠をまず選りすぐる―具体的に考える
第2章 「考えもしなかったこと」を考える―オプションを発想する
第3章 疑うことで心を自由にする―直視する
第4章 他人の正義を認めつつ制する―共感する
第5章 不運に対して合理的に備える―マサカを取り込む
第6章 「考える力」と「戦う力」を固く結ぶ―主体的に考える
第7章 今日の実りを未来の庭に植える―遠くを見る
著者等紹介
矢部正秋[ヤベマサアキ]
1943年生まれ。ビジネス法務、国際取引法務を専門とする弁護士。東北大学、東京大学大学院修士課程、ワシントン大学大学院修士課程(フルブライト奨学生)を修了。自動車会社で契約業務に携わった後、弁護士に転身。日本およびロンドンの法律事務所で多くの国際交渉に参画したのち独立。インターナショナル・ローヤーズ・ネットワーク(ILN)のアジア・太平洋地域代表理事、日本企業・外資系企業の監査役・取締役などを歴任してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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