出版社内容情報
日本のルーツがわかる、日本人必読の歴史本。
戦後意図的に片隅に追いやられた、日本人に誇りを抱かせる日本人のための歴史がいま甦る! わが国のルーツがわかる古代史入門決定版。
日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となった。
▼日本には他国の史書より古い『古事記』や『日本書紀』があるにも関わらず、それらが扱った時代は信憑性が無いものとして戦後長い間無視されてきた。しかし頼山陽は『日本楽府』の中でこれらの記述も日本の歴史として扱っている。筆者も、日本の書物の記述を日本史の軸とすえることは「当然の姿勢である」と強調する。
▼日本はどのように成立したのか。「日本」という国名の起源は何か。日本人に受け継がれている精神の「核」とは何なのか。これらを一気に解き明かしてくれる古代史の入門書。
▼好評をはくした『甦る日本史
[1]』をついに復刊! 戦後、意図的に歪められた歴史観と歴史教育によって、片隅に追いやられた日本史の真髄に、今、再び光が当てられる!
<1>第一?(けつ) 日出處(ひのいづるところ) 「日本」という国名の起源 <2>第二? 三韓来(さんかんきたる)(一) 古代の大英雄、日本武尊(やまとたけるのみこと) <3>第二? 三韓来(さんかんきたる)(二) 神功皇后の「三韓征伐」 <4>第三? 炊煙起(すゑえんおこる) 仁徳天皇の仁政 <5>第四? 四天王(してんわう) 用明天皇の「改宗」 <6>第五? 大兄靴(おほえのくつ) 大化の改新 <7>第六? 復百濟(くだらをふくす) 白村江(はくすきのえ)の戦い <8>第七? 放乕南(とらをみなみにはなつ) 壬申の乱 <9>第八? 和氣清(わけのせい) 和気清麻呂と道鏡 <10>第九? 遣唐使(けんたうし) 帰らなかった遣唐使 <11>第十? 城伊澤(ゐざはにきづく) 桓武天皇と蝦夷征伐 <12>第十一? 髫?天皇(てうしんのてんわう) 藤原一族の繁栄 <13>第十二? 賢聖障子(けんじやうのしやうじ) 菅原道真の出世と左遷 <14>第十三? 脱御衣(ぎよいをだつす) 醍醐天皇の御親政 <15>第十四? 大絃急(だいげんきふ)・第十五? 檢非違使(けびゐし) 承平・天慶の乱 <16>第十六? 主殿寮(とのもれう) 村上天皇の「天暦の治」 <17>第十七? 七日關白(なぬかくわんぱく) 藤原氏内部の権力闘争 <18>第十八? 月無缺(つきにかくるなし) 藤原道長の栄華 <19>第十九? 赤白符(せきはくのふ) 前九年の役・後三年の役 <20>第二十? 檢不可傳(けんつたふべからず) 藤原時代の終焉 <21>第二十一? 朱器臺盤(しゆきだいばん) 「保元の乱」の内幕 <22>第二十二? 藻壁門(さうへきもん) 平安朝の幕を引いた「平治の乱」 <23>第二十三? 烏帽子(ゑぼし) 平清盛が最もおそれた嫡男・重盛
内容説明
日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となった。戦後意図的に歪められた歴史観と歴史教育によって、片隅に追いやられた日本史の真髄に、今、再び光が当てられる。日本の始まり~平安時代まで、日本のルーツがいま解き明かされる。
目次
日出處―「日本」という国名の起源
三韓來1―古代の大英雄、日本武尊
三韓來2―神功皇后の「三韓征伐」
炊煙起―仁徳天皇の仁政
四天王―用明天皇の「改宗」
大兄靴―大化の改新
復百濟―白村江の戦い
放乕南―壬申の乱
和氣清―和気清麻呂と道鏡
遣唐使―帰らなかった遣唐使〔ほか〕
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ、イギリスに留学後、母校で教鞭をとる。そのかたわらアメリカ各地でも講義。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など、執筆ジャンルは幅広い。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c(1994)。昭和51年、第24回日本エッセイストクラブ賞。昭和60年、第1回正論大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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