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日本を不幸にした藤原一族の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569656359
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本を簒奪した「藤原氏」の秘密を暴く。

古代史検証が進み、蘇我氏=悪の図式は色褪せた。そして見えてきた「袖の下で笑っていた」藤原氏の狙い……。常識を覆す注目の書!

蘇我氏は、国家改革を妨害し、天皇家をないがしろにした逆臣であり、大化改新で、中大兄皇子と中臣鎌足とが一大改革を成し遂げた……。これまで通説が教えてきた歴史であった。しかし、古代史の検証が進み、どうもそうではなかったのではないかということが徐々に明らかになりつつある。実は国家改革を推し進めようとしたのが蘇我氏であり、その改革を換骨奪胎し、結局改革の旨みを独り占めしたのが、藤原氏ではなかったか。

▼中臣鎌足をその源流とする藤原一族とは、果たしていかなる存在であったのか。そう問いかけると、奈良時代から平安時代にかけて、いかに多くの豪族が藤原氏に抹殺されてきたかということが脳裏によぎる。並みいる豪族を打ち倒し、そしていつのまにか日本のほとんどの土地を我が物としていった藤原氏。藤原氏がそこまでのやり通したのは、その秘められた出自ゆえのことではないか……。古代史の謎の最深部に大胆に迫る衝撃の論考である!

内容説明

藤原(中臣)鎌足は暴虐なる「韓人」だった!?蘇我氏・物部氏による改革の手柄を横取りし、他の豪族を徹底的に排除・殲滅し、律令制を形骸化し貪欲に土地を貪りとる…。日本古代史に秘められた闇に迫る衝撃の論考。

目次

第1章 大化改新と藤原氏の野望
第2章 逆転する図式
第3章 藤原に抹殺された「物部」の正体
第4章 律令整備の主役は本当は誰だったのか
終章 『竹取物語』が伝え残した「藤原」の罪

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

6
川田武のSF小説「戦慄の神像」も藤原氏がテーマだったなあと、懐かしがりながら読了。さすがに日本を不幸にしたは言い過ぎだろう。子孫もたくさん残っていることだしねえ。2010/07/30

Schu

1
歴史は後世の人によって作られるもの。価値観、既成概念、常識も知らない内に影響を受けている。事実の虚しさ、歴史の悠久さを感じた1冊。2012/02/15

イチロー

0
とても面白い。謎に包まれている中臣鎌足の出自、その後の藤原一族の繁栄を見ながら、「藤原とは何か?」を描き出している。2011/10/10

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