出版社内容情報
ついに明らかにされる「邪馬台国」の真実。
「邪馬台国」は一体どこにあったのか……。未だ結論を見ない「邪馬台国論争」の意外な真実を、「地形」と「戦略」から解き明かす!
畿内か? 北部九州か? 邪馬台国の場所をめぐる喧々諤々の論争は100年も続いてきた。しかしいまだに決着をみないのは「魏志倭人伝」の重要な記述を見落としてきたからだ。それは、「邪馬台国の時代は戦乱の時代だった!」ということだ。
▼戦乱の時代ならば「地の利」を得た場所に都を置いたはず。これまでのように、平面の地図だけしか使わない議論では真実は見えてこない。地形こそが重要なのだ。
▼そう考えて地図を開き、考古学資料とあわせてみれば、北部九州・ヤマト・出雲・吉備がうごめく古代の「鉄争奪戦」が見えてくる。さらにヤマト勃興の謎を解くカギも、改竄された『日本書紀』の記述の真実までもが浮かびあがってくる。
▼そしてついに、邪馬台国の意外な実態が明らかにされる! 卑弥呼はトヨに殺された!?
●第1章 百年も続く「邪馬台国論争」って何?
●第2章 「地理」と「戦略」の観点で邪馬台国を読み解く
●第3章 「邪馬台国」の鍵を握る四大勢力
●第4章 ヤマト建国と丹後・但馬の秘められた関係
●第5章 「邪馬台国」の最後に残された謎
内容説明
「邪馬台国論争」を、「地形」と「戦略」から解き明かす。
目次
第1章 百年も続く「邪馬台国論争」って何?(邪馬台国はいったいどこにあったのか;「邪馬台国論争の基礎」をおさらいしておこう ほか)
第2章 「地理」と「戦略」の観点で邪馬台国を読み解く(地図を片手に、新たな邪馬台国探しの旅に出てみよう;「纏向遺跡が邪馬台国!」で決着はついた? ほか)
第3章 「邪馬台国」の鍵を握る四大勢力(邪馬台国の所在地を「防禦力」の視点で考えると…;北部九州の命運を決した九州のヘソ ほか)
第4章 ヤマト建国と丹後・但馬の秘められた関係(ヤマト建国をめぐるどうしても解けない謎;日本史の闇を背負う男、アメノヒボコって誰? ほか)
第5章 「邪馬台国」の最後に残された謎(ヤマトのトヨと山門の卑弥呼;邪馬台国論争に重大な影を落とす「日田問題」 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。