太平洋戦争を考えるヒント

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太平洋戦争を考えるヒント

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569654515
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0030

出版社内容情報

戦後も70年を迎えようとする今、昭和史の見直しは、「右傾化」がささやかれる日本人にとって不可欠であることを説く評論とエッセイ。

内容説明

「あの戦争」を真剣に見つめるべき時が来た!勇ましい言論が台頭する中で、今、日本人が持つべき冷厳な視線とは?

目次

第1部 遠ざかりゆく太平洋戦争(「自虐史観」と言われた私;私が会った「昭和史の証人」秘録;「昭和史の真実」の断片を求めて ほか)
第2部 太平洋戦争をめぐる五つの人物論(山本五十六愚将論を考える;阿南惟幾自決の真相―二・二六と聖断;エリート軍人・四王天延孝はなぜ陸軍の指導者たり得なかったか ほか)
第3部 ドキュメント・太平洋戦争(高橋是清の矜持;虚構の疑獄「帝人事件」とは何だったのか;満州事変と満州国 ほか)

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。評論家、ノンフィクション作家。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に近代史(特に昭和史)の事件、事象、人物に題材を求め、延べ4000人の人々に聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの作品のほか、社会的観点からの医学、医療に関する作品を発表している。現在、個人誌『昭和史講座』を主宰。2004年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CTC

3
保阪さんの1992年から2013年迄の雑誌寄稿を纏めたもの。読み応えのあるコンテンツは前半に集中。自身を「自虐史観ではなく、自省史観の側に立ち、昭和という時代を自省と自戒で見つめ、そこから教訓を引き出し、次代につないでいくという立場だ」とする第一章。自身が著述業の世界に入ったいきさつを記し、覚悟の上の「東條英機」は取材期間6年、取材者延250人にもなった、と書く第二章。それでも「事実に近づく姿勢を誠実に守る」と、自身の仕事が、事実を描いておる、とすら云わない。 失敗の本質が人事にあったとする項も濃かった。2014/08/25

onepei

1
人物の話がおもしろい。2014/08/07

山田

0
筆者は,昭和陸軍の失敗を,昭和15-16年の東條人事と見る。東條は人事好きで,対米英戦を決意するに,米英での駐在武官歴があり客観的情報分析のできる軍人を全て省部から追い出した。二・二六事件以後,新統制派筆頭として皇道派を排除し,人事考課は能力本位から人脈本位に。/元大本営情報参謀の堀栄三は毎日米国の海外放送を傍受し,米国が南方要域で作戦を起こす時はその2,3か月前に缶詰会社と薬品会社の株価が上がることを発見…株価で米国は新作戦に着手したとわかる。が,日本軍は政治・外交・情報分析は作戦に従属すると考えた。2021/02/22

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