出版社内容情報
いざというとき、日本には力がない? いいえ、まったく逆です! 日本人が覚醒し、「意志」を表明することの効用と具体的方法を提示。
自国のことは自国で決するには、どうすべきか。日本にはすでに力がある。その力を自覚し、「日本のために使う」ことに徹すれば、眦を決して自らを奮い立たせるような力み方は必要ないことがわかる。叫んで、ことさら自らを奮い立たせようとするのは、力がまだ備わっていない者のすることである。日本が近代から今日に至るまでに達成したレベルの高さを、きちんと自覚すればよい。
▼自らの持つ力を「意志」によって世界に示していくことで、かつての戦争時代のように血が流れることもなく、やがて世界は「日本化」していく。「アメリカに頼らなくても大丈夫な日本」は、その具体的な現れである。その兆しはすでに、世界の人々の文化・娯楽面を中心に数多く現れている。これからますます、日本のアイデンティティと価値観が持っている世界的な普遍性を実感することができるようになる。本書は「反米」の書ではなく、その扉を開いていくものである。(本文より抜粋)
●序章 日本の自立的変化が始まった
●第一章 アメリカのトラウマを知らない日本人
●第二章 「わが国」の力を自覚せよ
●第三章 日本は「アメリカ化」する必要がない
●第四章 「意志」を表明する秋(とき)が来た
●第五章 かの国々とは、こう付き合おう
●終章 “特異”な時間は終わる
目次
序章 日本の自立的変化が始まった
第1章 アメリカのトラウマを知らない日本人
第2章 「わが国」の力を自覚せよ
第3章 日本は「アメリカ化」する必要がない
第4章 「意志」を表明する秋が来た
第5章 かの国々とは、こう付き合おう
終章 “特異”な時間は終わる
著者等紹介
日下公人[クサカキミンド]
昭和5年(1930年)、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行入行。同行取締役を経て、(社)ソフト化経済センター専務理事・理事長、三谷産業非常勤監査役、東京財団会長を歴任。現在は、評論家。ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲイターとして活躍。未来予測の正確なことには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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