野蛮(バーバリズム)の世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569654447
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0031

出版社内容情報

フランス・最高権威フェミナ賞受賞の文明論が、テロ拡大、破壊兵器拡散、極東混乱という三視点から世界大戦の可能性について論じる。

誇り高き国家フランスで最高峰のフェミナ賞受賞作品を邦訳。テロなどで国内が荒れ続けるフランスにおいて、発売と同時に各誌・メディアで絶賛されベストセラーとなった本書は、21世紀の世界が瀕する危機をあぶりだす文明論であり、国際政治分析の書でもある。2度の世界大戦、植民地主義、ナチの強制収容所、ソビエトの列島収容所、原爆といった忌まわしき過去を戦死者の数字だけでなく、無残な体験を味わうことになった人間、その個人の苦悩に焦点をあて、著者自身の卓越した知見により、さまざまなエピソードを引き出し、積み重ねている。そして、21世紀が20世紀を超えてさらなる野蛮(バーバリズム)の世紀になろうとしていること、またその歴史に人々が無関心を装い、逃げだしていることへの警鐘を鳴らす。テロリズムの先進国拡大、核兵器の拡散、軍事大国化を続ける中国、保守化し波乱の様相をみせるロシア――。世界のゆくえを直視する書。

●第一部 未来に立って、今を直視する 
●第二部 一九〇五年 
●第三部 二〇二五年の世界 
●第四部 二〇〇五年を振り返る 

内容説明

テロリズム拡大、核兵器拡散、軍事大国化する中国、ロシアの保守化―。世界を二度の炎に包んだ、あの悲惨な歴史が繰り返されるのか。人類運命の年「1905」から現在までの歴史を眺望・分析し、近未来の世界が瀕する危機をあぶりだす。誇り高き国家フランスの最高峰フェミナ賞受賞作品。

目次

第1部 未来に立って、今を直視する(政治の責任とはなにか;不快なことには目をふさぐ;未開・野蛮ということ;原則の腐敗)
第2部 一九〇五年(不気味な予兆;野獣派(フォービズム)の誕生
冷血非情な野獣ヒトラーの台頭
「愚かな子どもに逆戻りした」)
第3部 二〇二五年の世界(過去から未来を見る;未来について、三つの賭け;二〇二五年にむけての火種)
第4部 二〇〇五年を振り返る(そのままのロシア;ふたつの中国 ほか)
エピローグ―砕け散る魂

著者等紹介

デルペシュ,テレーズ[デルペシュ,テレーズ][Delpech,Th´er`ese]
フランス高等師範学校卒、大学教員資格(哲学)。国際政治・核問題専門。首相府政治・軍事顧問などをへて、国連原子力機関顧問、赤十字国際委員会顧問。国際的権威のイギリス戦略問題研究所研究員、フランス国際問題研究所客員研究員。『野蛮の世紀』で仏最高峰のフェミナ賞受賞

中谷和男[ナカタニカズオ]
東京外国語大学卒業後、NHK入局。海外特派員20年、アジア総局長、アラブ・アフリカ・ヨーロッパ総局長を最後に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒とかげ

0
うーん。結局何が言いたいのかわからない。20世紀は野蛮の世紀だった。その説明と最近のニュースのみ。作者の主張がないから読み終わった後に得られるものがない。2020/09/25

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