出版社内容情報
時代を変えた20人の哲学者を1冊で理解。
知恵の国フランスで「本当に役に立つ」とベストセラーに! 20人の時代を変えた哲学者の論点を理解すれば、哲学は一生の財産にできる。
自分を磨くための絶好の教科書! プラトン、アリストテレスから、ハイデガーやサルトルまで。知っておかなければならない<20の最も重要な知の遺産>を1冊に凝縮したエスプリあふれる哲学書。
▼著者は、若い世代にも支持されている現代フランスを代表する思想家であるが、本書でくり広げられる手法は、きわめてユニークである。今までの哲学入門書は、哲学者をタテに並べただけであったが、ダゴニェは先行する哲学に対して「異議」を申し立て、根底から新しい哲学の世界を開拓した哲学者だけを取り上げたのだ。
▼現実が不安な時代ほど、哲学への期待は高くなる。私たちは、「今」の新しい思想を考えるためにも、過去の重要な哲学をどう見るかという作業を行わなければならない。そのための格好の道具が本書である。
[I 古代哲学]哲学のはじまり ◇プラトン ◇アリストテレス ◇ストア学派 ◇エピクロス学派
[II 古典時代の哲学]新しい哲学の到来 ◇デカルト ◇スピノザ ◇ライプニッツ ◇ロック、コンディヤック、ディドロ、ヒューム ◇カント
[III 現代哲学]哲学の完成、そして新しい道 ◇ヘーゲル ◇マルクス ◇ニーチェ ◇コント ◇ベルクソン ◇バシュラール ◇ハイデガー ◇サルトル
内容説明
哲学のはじまりから、知の世界の“今”まで。知っておかなければならない偉大な知の遺産を1冊に凝縮。
目次
1 古代哲学―哲学のはじまり(プラトン―哲学という考え方の基礎をつくる;アリストテレス―大切なのは幸福になること;ストア学派―自分から自分を解放すること ほか)
2 古典時代の哲学―新しい哲学の到来(デカルト―われわれは世界を理解できるようになる;スピノザ―すべてを統一しようとする試み;ライプニッツ―すべては、あらかじめ決定されている ほか)
3 現代哲学―哲学の完成、そして新しい道(ヘーゲル―精神のオデュッセイアをわれらに;マルクス―唯物論と観念論はひとつになるほかはない;ニーチェ―恐るべき破壊 ほか)
著者等紹介
ダゴニェ,フランソワ[ダゴニェ,フランソワ][Dagognet,Francois]
現代フランスの代表的な哲学者。アグレガシオン審査委員。新しいモラルの合理性を立証する現代的な思想家であると同時に、認識学、科学哲学の第一人者である。そもそも哲学とは何か、どうしたら「知性」が現代のわれわれの役に立つのかを模索していることでフランスの若者にも人気が高い
宇波彰[ウナミアキラ]
1933年静岡県浜松市に生まれる。東京大学大学院(哲学専攻、修士課程)修了。明治学院大学文学部教授を経て、2005年まで札幌大学文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Takahito Katou
Fuka&Co.
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