出版社内容情報
ゆるしとは何かを説くフランスの心の救済書。
他人を批判し、裁くことは自分自身を傷つけることになる。他者をゆるすことで、あなたに「癒し」の奇跡が起こると説く心の救済書。
『「ゆるし」のステップ』を訪ねて頂きありがとうございます。人生では時として、積み上げてきた努力が一瞬にして壊れてしまうことが、悲しいことですが現実に起こります。夢破れたり、失望したり、失恋、裏切り……。どうして? という思いに悩まされることもあるでしょう。しかし、すべての問題は乗り越えることができます。ここを訪れたことで、あなたはすでにその一歩を踏み出したのです。
▼本書は、フランス語圏で長い間愛読され、多くの人々の心を「ゆるし」という力によって救ってきました。司祭であり、心理学者でもある著者が、ゆるしについて、その必要性と、ゆるせないという思いについて、自らの臨床例から解説していきます。後半は、実際に「ゆるしの恩寵」を得て、心の傷を癒すにはどうしたらよいのか、その方法を12段階に分けて教示します。他人、過去、環境に振り回されず、自分らしく生きていく力を取り戻すことができる一冊です。
[第一部]ゆるしとは何か?……
●第1章 なぜ許すことが大切なのか?
●第2章 アルフレッドとアデル
●第3章 ゆるしに関する誤解
●第4章 ゆるしは人間的かつスピリチュアルな冒険
●第5章 相手からの攻撃をどうとらえるか?
●第6章 ゆるしの対象になるのは誰か?
●第7章 真のゆるしを体験する
[第二部]「ゆるし」への12のステップ
●第8章 第一のステップ――復讐しないと誓う
●第9章 第二のステップ――傷ついた自分を認める
●第10章 第三のステップ――傷を分かち合う
●第11章 第四のステップ――失ったものを認めて喪に服する
●第12章 第五のステップ――怒りを受け入れる
●第13章 第六のステップ――自分をゆるす
●第14章 第七のステップ――相手を理解する
●第15章 第八のステップ――傷ついた意味を理解する
●第16章 第九のステップ――あなたはゆるされる価値がある
●第17章 第十のステップ――無理にゆるさない
●第18章 第十一のステップ――ゆるしは恩寵
●第19章 第十二のステップ――関係の終了または再開
●第20章 ゆるしを祝福する
内容説明
失望、挫折、失恋、裏切り…。人は人をゆるすことで楽になる!心の傷を消していく不思議なこの力。他人、過去、環境に振り回されず、自分らしく生きるための処方箋。
目次
第1部 ゆるしとは何か?(なぜゆるすことが大切なのか?;アルフレッドとアデル;ゆるしに関する誤解;ゆるしは人間的かつスピリチュアルな冒険 ほか)
第2部 「ゆるし」への12ステップ(第一のステップ―復讐しないと誓う;第二のステップ―傷ついた自分を認める;第三のステップ―傷を分かち合う;第四のステップ―失ったものを認めて喪に服する ほか)
著者等紹介
モンブルケット,ジャン[モンブルケット,ジャン][Monbourquette,Jean]
カナダ在住。司祭であると同時に心理学者。長年、オタワにある聖パウロ大学において心理学の教授を勤める
浅岡夢二[アサオカユメジ]
1952年生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒業。明治大学大学院博士課程を経て中央大学法学部助教授。専門はアラン・カルデック、マリ・ボレル、リズ・ブルボーをはじめとする、フランスおよびカナダ(ケベック州)の文学と思想。現在、人間の本質(=エネルギー)を基礎に据えた「総合人間学(=汎エネルギー論)」を構築中。フランス語圏におけるスピリチュアリズム関係の文献や、各種セラピー・精神世界・自己啓発関係の文献を、精力的に翻訳・紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。