出版社内容情報
日本神話の核心がたちまちわかる!
日本神話の第一人者が、その真髄を、オオクニヌシ、スサノヲ、アマテラスといった神々を中心にしながら、極めて平易に解説する。
日本神話は、世界のどこの神話と比べても、面白いだけでなく、ユニークでもある。しかもその神話は、日本人のものの考え方や生き方などと、驚くほど深い関係を持っている。また、日本神話には、これからの世界の人々が、自然とも人間同士でも不必要な争いをせずに仲良く共存していくために改めて見直す必要がある、とても大切な知恵が含まれている。さらに、日本神話の中にギリシア神話とよく似た話が出てくる点も興味深い。
▼本書は、日本神話の主な話を見開き1テーマという形でイラストや図を交えて紹介している。平易ではあるが、日本神話の核心部分に迫る内容である。構成は以下の通り。(1)オホクニヌシの成長とスサノヲ、(2)オホクニヌシの国作りとその完成、(3)イザナミと縄文宗教の母神、(4)アマテラスと日本人の心の母、(5)天孫降臨のあとに起こったこと。
▼ギリシア神話に比べて、日本神話は手軽な本が少なく、本書はそのような意味でも画期的な一冊である。
●第一章 オホクニヌシの成長とスサノヲ
●第二章 オホクニヌシの国作りとその完成
●第三章 イザナミと縄文宗教の母神
●第四章 アマテラスと日本人の心の母
●第五章 天孫降臨のあとに起こったこと
内容説明
日本人の心のルーツが見えてくる!アマテラス、スサノヲ、オオクニヌシ…日本神話に出てくる代表的な神さまの話がこの1冊でよくわかる。
目次
第1章 オホクニヌシの成長とスサノヲ(日本を豊かにした神、オホクニヌシの物語;因幡の白兎の話とは? ほか)
第2章 オホクニヌシの国作りとその完成(オホクニヌシの国作り;オホクニヌシとスクナビコナのがまん比べ ほか)
第3章 イザナミと縄文宗教の母神(「国生み」の話(1)イザナキとイザナミについて
「国生み」の話(2)おたがいをほめ合い交合、国生みへ ほか)
第4章 アマテラスと日本人の心の母(憐れみの深さを持つ太陽の女神、アマテラス;縄文の女神と同じアマテラスの働き ほか)
第5章 天孫降臨のあとに起こったこと(サルタヒコに伊勢で起こった出来事;アメノウズメと海の生き物たち ほか)
著者等紹介
吉田敦彦[ヨシダアツヒコ]
1934年東京生まれ。東京大学大学院西洋古典学専攻修士課程修了後、フランス政府給費留学生として渡仏、フランス国立科学研究所員。成蹊大学、学習院大学教授を経て、学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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菜花@ほのおかくとう協会門下生
菜花@ほのおかくとう協会門下生
白義
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