出版社内容情報
ユニークな人事制度で知られる岐阜県の建設会社・希望社。その創業者が、自らの実践から社員が進んで働く新しい会社のあり方を語る。
他にはない、ユニークな人事制度を持つ会社が岐阜にある。その会社は希望社。1988年創業、社員数約150の総合建設会社である。
▼希望社の本社正面には「談合をしない。」という垂れ幕が堂々と吊るされている。言葉だけでなく、本気で談合を否定する。これは当たり前に談合が続く建設業界では稀有な試みである。これに象徴されるように、希望社は本書の著者・桑原耕冶社長が中心となり、多くのユニークな取り組みを行ってきた。
▼桑原社長は言う。「社員の力を100%会社の力とするためには、会社と社員が敵対していてはダメです。また、牙を抜いて飼い慣らしてしまっても、本来の力を求めることはできません。人間として自立し、自由意思で会社の求める仕事に取り組む。その姿勢の社員を揃えた組織だけが、一人一人の人間の力を完全に引き出すことができます」。自律して働く姿勢を桑原氏は「働かされない働き方」と呼んでいる。そして、それが多くの場合可能でないのは、個人の問題よりも会社のしくみがそうさせているのだと説く。
▼働く人と会社が、互いに豊かになる「しくみ」へのヒントがここにある。
●プロローグ 「わが社は“実験牧場”」
●第1章 「働かされない働き方」とは?
●第2章 試行錯誤の会社作り
●第3章 希望社で働く社員たち
●第4章 希望社と「収益型住宅」
●第5章 21世紀を生き抜くには「自立」が不可欠
内容説明
働く人と会社が、互いに豊かになるしくみとは?「談合をしない」「自動リストラ装置」「道楽苦社員」「利殖研修」…常識を壊す希望社の実験の数々。
目次
プロローグ 「わが社は“実験牧場”」
第1章 「働かされない働き方」とは?
第2章 試行錯誤の会社作り
第3章 希望社で働く社員たち
第4章 希望社と「収益型住宅」
第5章 二一世紀を生き抜くには「自立」が不可欠
著者等紹介
桑原耕司[クワバラコウジ]
1941年山梨県生まれ。60年に清水建設に入社。88年退社して希望社を設立、代表取締役(2006年時点)。一級建築士・建築設備士・特殊建築物調査資格者。2003年から長野県公共工事入札等検討委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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