社員が進んで働くしくみ―「働かされない働き方」が強い会社をつくる

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569649610
  • NDC分類 520.95
  • Cコード C0034

出版社内容情報

ユニークな人事制度で知られる岐阜県の建設会社・希望社。その創業者が、自らの実践から社員が進んで働く新しい会社のあり方を語る。

他にはない、ユニークな人事制度を持つ会社が岐阜にある。その会社は希望社。1988年創業、社員数約150の総合建設会社である。

▼希望社の本社正面には「談合をしない。」という垂れ幕が堂々と吊るされている。言葉だけでなく、本気で談合を否定する。これは当たり前に談合が続く建設業界では稀有な試みである。これに象徴されるように、希望社は本書の著者・桑原耕冶社長が中心となり、多くのユニークな取り組みを行ってきた。

▼桑原社長は言う。「社員の力を100%会社の力とするためには、会社と社員が敵対していてはダメです。また、牙を抜いて飼い慣らしてしまっても、本来の力を求めることはできません。人間として自立し、自由意思で会社の求める仕事に取り組む。その姿勢の社員を揃えた組織だけが、一人一人の人間の力を完全に引き出すことができます」。自律して働く姿勢を桑原氏は「働かされない働き方」と呼んでいる。そして、それが多くの場合可能でないのは、個人の問題よりも会社のしくみがそうさせているのだと説く。

▼働く人と会社が、互いに豊かになる「しくみ」へのヒントがここにある。

●プロローグ 「わが社は“実験牧場”」 
●第1章 「働かされない働き方」とは? 
●第2章 試行錯誤の会社作り 
●第3章 希望社で働く社員たち 
●第4章 希望社と「収益型住宅」 
●第5章 21世紀を生き抜くには「自立」が不可欠

内容説明

働く人と会社が、互いに豊かになるしくみとは?「談合をしない」「自動リストラ装置」「道楽苦社員」「利殖研修」…常識を壊す希望社の実験の数々。

目次

プロローグ 「わが社は“実験牧場”」
第1章 「働かされない働き方」とは?
第2章 試行錯誤の会社作り
第3章 希望社で働く社員たち
第4章 希望社と「収益型住宅」
第5章 二一世紀を生き抜くには「自立」が不可欠

著者等紹介

桑原耕司[クワバラコウジ]
1941年山梨県生まれ。60年に清水建設に入社。88年退社して希望社を設立、代表取締役(2006年時点)。一級建築士・建築設備士・特殊建築物調査資格者。2003年から長野県公共工事入札等検討委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

8
労働とは、どこから見ても奴隷的であり、精神にまで作用し、奴隷的服従の精神を不断に形成する。労働の解放は単に外的強制条件を撤廃する事にとどまらず、労働自体の奴隷的性格を廃棄する事である。組織の本来の役目は人それぞれの個性の強みを活かし弱み中和して成長させて行く。いつ首を切られるか分からない極限な状態や働き甲斐を失ってしまう精神状態を中和するのには縛らず、成果を褒め合い、失敗を機会に変えて立ち直れる様にみんなで見守る。人は奴隷精神を追放し草原を自由に走り回る動物の様に伸び伸びとすると成長し輝くのだ!2014/11/18

もりー

3
図書館本。会社員が会社との雇用の鎖から解放され、「働かされない働き方」を実現するために著者が設立した希望社。そこでの、常識を覆す取り組みを記した一冊。社員一人ひとりに自立を促し、理念に反する者を淘汰する仕組みはある意味では非情だが、反面、雇用の鎖から逃れる為には正しいことのようにも思える。自分もまだまだもがかなければならないと感じた。2018/03/29

月宮 ゆきと

0
社員が理念を大事にし自立して働くことを目指す希望社を紹介する本。「不常識」を解説する数ページのプロローグを読むだけで十分で、本文はさほど読む必要はないというのが正直な感想です。2011/11/09

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