出版社内容情報
ケーススタディで学ぶ予知防犯の基礎知識。
犯罪分析や防犯の専門家としてテレビなどで有名な著者が、実際のケーススタディから家庭の防犯対策のあり方を詳しく説き明かす。
「ニュースプラスワン」の人気コーナー『梅さんの盗られてたまるか』などで、家庭の防犯対策を熱くアドバイスし続けている著者。その著者は、世田谷一家惨殺事件を契機に、予知防犯の普及こそこれからの社会に不可欠と思い至り、NPO法人・犯罪予防相談センターを設立した。本書も、同じ動機から、凶悪犯罪から読者を救うために執筆されたものである。本書では、入門編としての意味から、空き巣・強盗・放火の典型的犯罪のケーススタディを27件紹介し、「なぜ、その家が狙われたのか」、「具体的にどんな不注意があったのか」、「防ぐことはできたのか」という角度から検証、著者独特のアドバイスを行なっている。本書で警告するまでもなく、世の中は大変物騒になっている。それは、読者の想像を超えた恐ろしさであることを伝えるとともに、日ごろからの備えをいかに行なうべきかを説き明かす、一家に一冊の防犯のバイブルである。
●侵入窃盗事件ファイル 〔CASE 01〕窓に設置した「気休め」の補助錠 〔CASE 02〕恨みを買っていた資産家 〔CASE 03〕台無しになったゴールデンウィーク 〔CASE 04〕家の周囲は盲点だらけ 〔CASE 05〕入りやすかった共働きのマンション 〔CASE 06〕「完全防犯」家族の在宅中に 〔CASE 07〕活かされなかった赤外線センサー 〔CASE 08〕オートロックを過信したツケ 〔CASE 09〕老女の心に残った癒えぬ傷 〔CASE 10〕開発中の新興住宅地が狙われた 〔CASE 11〕放たれた火が残した教訓 〔CASE 12〕裏の顔があったセールスレディ 〔CASE 13〕ストーカーに目をつけられて
●侵入強盗事件ファイル 〔CASE 14〕空き部屋を狙った居直り強盗 〔CASE 15〕マンションの屋上からやってきた男 〔CASE 16〕妊婦狙いの押し込み強盗 〔CASE 17〕「引ったくり」が「強盗」に変身する時 〔CASE 18〕ゴミ捨ての瞬間を狙われて 〔CASE 19〕カーテン越しにのぞかれていた生活 〔CASE 20〕母子家庭を襲った恐怖の強盗 〔CASE 21〕のどかな田園地帯に流れた老人の血 〔CASE 22〕少しずつ切り取られた格子 〔CASE 23〕名刺から漏れた情報 〔CASE 24〕多国籍グループに目をつけられて 〔CASE 25〕銀行での会話が生んだ悲劇 〔CASE 26〕寺院で起きた血の惨劇 〔CASE 27〕院長不在の医院で恐怖の強盗放火
内容説明
テレビでおなじみの防犯のプロが27のケーススタディから伝授する基礎知識と対策。
目次
プロローグ(データからの分析でなく、現場からの分析が役に立つ;「後手防犯」ではなく「予知防犯」が重要だ;犯罪はますます凶悪化・巧妙化していることを知れ ほか)
侵入窃盗事件ファイル(窓に設置した「気休め」の補助錠;恨みを買っていた資産家;台無しになったゴールデンウィーク ほか)
侵入強盗事件ファイル(空き部屋を狙った居直り強盗;マンションの屋上からやってきた男;妊婦狙いの押し込み強盗 ほか)
著者等紹介
梅本正行[ウメモトマサユキ]
1964年からセキュリティ関連事業に参入し、警察からの感謝状は400枚を超えている。10年以上にわたり、警察署で署員の特別教養講師を務めるなど、犯罪対策のエキスパートとして知られる。近年の犯罪多発に心を痛め、2000年12月の世田谷一家惨殺事件発生を契機に、セキュリティの大切さ・予知防犯の大切さをもっと人々に知らせたいと決意し、2001年4月、犯罪抑止のためのNPO法人を立ち上げる。犯罪被害に遭わない為の、検証を実施する資格者の養成講座も開講した。現在、8000件を超える侵入犯罪の現場に足を運んだ経験から犯罪者心理を知り尽くしている犯罪アナリストとしてテレビ・雑誌等で活躍するとともに、行政・民間企業でのセミナーや講演などを通じて全国各地で「予知防犯」の大切さを訴える活動をしている。特に、最近話題となっている地域防犯対策にも力をそそいでいる。雑誌・新聞などへの掲載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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