出版社内容情報
うつ病など心の病にならないためには日頃のケアが大事。ワークブック形式で自分の状態をチェックしながら、心の健康管理をする本。
こころの病に悩む人が増えている。その大きな原因の一つがストレスである。体の健康なら、「熱がある。風邪かもしれない」「のどが痛いから休もう」という風に対処するものだが、ストレスとなると、「気のせいだ」「まだまだ努力が足りない」と対処を怠り、ついにはこころの病に至ってしまいがちである。
▼本書はストレスの蔓延する今日の社会で、どのようにこころの健康管理をすればよいのか、ストレス対処力の維持向上をテーマにワークブック形式で構成したものである。ストレスを正しく理解し、自分の状態に気づき、こころを健康に保つための知恵が紹介されている。
▼本書では、世界的に「うつ病」の治療方法として評価の高い認知行動療法をもとにして、予防に活用できるようワークシートを多数盛り込んである。自分で書き込みながら、現在のこころの状況が客観的に把握できるよう工夫してある。ストレスに負けない柔軟な自分づくりのために最適の本である。
●第1章 ストレスとは何か ~自分を知る、自分に気づく(1)~
●第2章 ストレスはなぜ起こるのでしょう ~自分を知る、自分に気づく(2)~
●第3章 ストレス・コントロール法 ~自分づくり・自分築き(1)~
●第4章 こころをほぐす柔軟体操 ~自分づくり・自分築き(2)~
●第5章 企業を取り巻くこころの健康管理
内容説明
「私たちは世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままに世界を見ている」といわれています。ある出来事が起こった時、肯定的に受けとめる人もいれば、否定的に受けとめるこころの癖を持っている人もいます。私たちは事実(出来事)の世界に生きているのではなく、その事実(出来事)をどのように解釈し、受けとめているかという、受けとめ方の世界に生きているのです。ですから、その受けとめ方が肯定的にかつ柔軟であれば、私たちのこころはより健康になるのです。ワークシート形式で自分をチェックし、ストレスへの対処力を養う画期的な本。落ちこんでいた気分がみるみる明るくなる!「うつ病」など、こころの病の予防に最適!ストレスに負けない、柔軟な自分づくりのために。
目次
第1章 ストレスとは何か―自分を知る、自分に気づく(1)(ストレスとは;ストレスとストレッサーの関係 ほか)
第2章 ストレスはなぜ起こるのでしょう―自分を知る、自分に気づく(2)(ライフイベント(人生の出来事)とストレス
日常のいらだちとストレス ほか)
第3章 ストレス・コントロール法―自分づくり・自分築き(1)(自律訓練法(Autogenic Training)
漸進的リラクセーション ほか)
第4章 こころをほぐす柔軟体操―自分づくり・自分築き(2)(ストレスと上手に付き合おう;認知行動療法の実践 ほか)
第5章 企業を取り巻くこころの健康管理(激変する企業環境;事業場における心の健康づくり指針 ほか)
著者等紹介
畔柳修[クロヤナギオサム]
『メンタルヘルスケア研究所』所長/EAPコンサルタント。『ライフデザイン研究所』所長/プロセス・コンサルタント。1965年愛知県生まれ。大学卒業後、広告代理店、経営コンサルタント会社を経て独立。独立当初より、精神療法・カウンセリングに関心を抱き、Transactional Analysis、ゲシュタルト療法、認知行動療法、システムズ・アプローチ、家族療法、アサーション、NLP(神経言語プログラミング)、来談者中心療法、キャリア・カウンセリングなどを精力的に学び、組織開発や人材開発に応用する。個人のこころとからだの健康と組織の活性化のサポートをする『メンタルヘルスケア研究所』を設立し、“治すためのメンタルヘルスから、予防し高めるためのメンタルヘルス”を啓蒙。また、『ライフデザイン研究所』において、企業や病院、官庁などを対象にストローク・マインドやカウンセリング・マインドをベースとする研修の講師、ワークショップのファシリテーター、経営コンサルタントとして活動するとともに、キャリア・カウンセラーとして、ビジネスマンや学生のキャリア支援などを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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