出版社内容情報
アート引越センター創業者の独創経営物語。
日本になかった「引越専業」というビジネスを創造し、一部上場の優良企業に成長したアート引越センターの商品力・サービス力の秘密とは。
1966年、寺田寿男と千代乃の夫婦が2トントラック3台ではじめた運送業が、いまや1,500台を超えるトラックを有する引越業最大手の優良企業に。しかも「コンテナ輸送」「奥様荷造りご無用」「走る殺虫サービス」「レディースパック」などのアイデアは業界のスタンダードになった。
▼わが国で初めて「引越専業」というビジネスを創造した寺田夫妻とはいったい何者か。著者はいう。「ヒロインを演じたのが千代乃なら、寿男は演出家であった」と。
▼引越はサービス業であり、苦情はアイデアの宝庫ととらえ、常に主婦のセンスを忘れない「消費者の目線」を大切にしてきた寺田夫妻の経営の軌跡を追ったのが本書である。
▼ただ、夫婦だけでは会社は成長しない。その点、「従業員は家族だから教育も厳しくする」「新入社員のアイデアもよければ採用する」「親子二代が働く職場を目指す」など、全員野球の経営こそがアート引越センターの真髄でもある。
●第一章 創業前夜
●第二章 引っ越しビジネス誕生
●第三章 知恵と工夫のアイデア商法
●第四章 進化するアイデア商法
●第五章 事業拡大の光と陰
●第六章 日本人と引っ越し文化
●第七章 全員野球の経営
●第八章 新たなる飛躍へ
●第九章 寺田千代之の魅力
内容説明
奥様荷造りご無用、走る殺虫サービス、レディースパック、そしてドラえもん。引越は「運送業」ではなく「サービス業」であるとの信念のもと、若き夫婦が創造したサービスがいまや業界のスタンダードに。「あったらいいな」をカタチに変えてきた経営の軌跡を追う。
目次
第1章 創業前夜
第2章 引っ越しビジネス誕生
第3章 知恵と工夫のアイデア商法
第4章 進化するアイデア商法
第5章 事業拡大の光と陰
第6章 日本人と引っ越し文化
第7章 全員野球の経営
第8章 新たなる飛躍へ
第9章 寺田千代乃の魅力
著者等紹介
巽尚之[タツミヒサユキ]
昭和30(1955)年、大阪市生まれ。同53年、慶應義塾大学法学部法律学科卒。同60年、産経新聞社入社。阪神支局、夕刊フジ関西総局編集部、東京経済部勤務などを経て大阪本社編集局経済部次長となり、平成17年から営業局企画開発部長兼業務推進部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。