内容説明
謀略大国アメリカ、そして中国に騙され続ける歴史。欧米人、そして華僑に騙され続ける日本企業家たち。謀略に満ちた世界に取り込まれてしまった日本人たちに、「これからの途」を問う。
目次
プロローグ 世界一騙されやすい日本人
第1部 国家編(もうこれ以上、中国に騙されてはいけない;アメリカの勝者の論理に騙されてはならない)
第2部 企業・個人編(毟り取られる日本企業と日本人;恐るべき中国という泥沼;訴訟大国アメリカの怖さ;どこまでも甘い日本企業;騙されない日本人になるには?)
著者等紹介
藤井厳喜[フジイゲンキ]
国際問題アナリスト。(株)ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役。1952年東京都生まれ。77年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同年から85年までアメリカに留学。クレアモント大学院政治学部修士課程を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。82年から近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」を発行。拓殖大学日本文化研究所客員教授、千葉商科大学非常勤講師、モンゴル国際経済商科大学客員教授、日米保守会議理事・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
32
特に中国のあざとさは、思っている以上にひどいと思う。反日はイデオロギーでやっているのではなく、日本から金をむしり取るため、さらに自国民の目を共産党の腐敗からそらすためにやっているので、正に一石二鳥である。日本が国内で馬鹿正直にA級戦犯がどうの、なんていっていても、中国にとっては全くどうでもいい話。毛沢東が政権の中枢にいた頃には、4,5千万人の中国人が殺害されたというんだから、こっちの方が大問題になるべき話だと思う。日本も中国、韓国の悪行について、先手を打って訴えるべきだと思う。2014/01/16
Hirouch
7
騙す奴が悪いと紛糾することは容易いがそれでは状況は何も変わらない。騙されないためには、真実を追究する姿勢、多様な情報、それを活用できる知性が必要である。常に絶対的に正しい価値は存在しないが、「私にとってはこれが正しい」という信念を日本人一人一人が持って行動すれば、この国はもっと良くなるはずだ。>>> 原爆という市民虐殺の責任を我々の祖先になすり付けたアメリカの情報操作は許せません。ナイーブでやさしい人間が個人的には好きです。けれど、それでは大切な国や人を守ることができない。勉強になりました。2015/09/17
モンドノスケ
3
情報武装の重要性を学ぶためには、非常に興味深い本だった。特に、情報を得る為の質の向上という物をもう少し私自身も図っていかなければならないと思った。2014/02/27