出版社内容情報
34省の歴史と風土から知る上手な付き合い方。
「北京愛国」「上海出国」「広東売国」。中国人を一言では語れない。全省を踏破した著者が様々な地域性の特色を紹介した出身地別人国記。
<愛国虚言>を弄する北京人、海外志向の上海人、広東人の挨拶は「儲かりまっか」、中国のユダヤといわれる温州人、ヤクザのなかでも凶暴なマフィアが多い福建人。この国は、地域が変われば言葉も通じない、まして、気質も習慣もまるで違う多民族国家なのだ。中国が一つなんて、ありえない!
▼本書では、33すべての省、直轄市、自治区、特別行政区を踏破した著者が、地域ごとの多彩な「お国柄」を紹介。
▼いまの中国で政治を牛耳るのは上海閥、軍を支配するのは山東閥、商業は広東省全域が台頭している。さらに、海外に暮らす華僑と華人、客家人、新移民の問題が改革開放以来、世界中で深刻な対立を生み出している。また、辺境を往けば、漢族を恨むウイグル、チベット族がいる。少数民族は、漢族をのぞいて55族にものぼるといわれている。それほど中国人とは多種多様なのだ。
▼ビジネスや観光にも必ず役立つ現地情報が満載。本邦初の出身地別中国人探訪の書である。
●序章 「北京愛国」「上海出国」「広東売国」
●第1章 北京とその周辺の人びと――(1)京津冀経済圏
●第2章 なぜか嫌われる「上海閥」――(2)長江デルタ経済圏
●第3章 広東人の挨拶は「儲かりまっか」――(3)珠江デルタ経済圏
●第4章 中国のユダヤ=温州人
●第5章 福建人と台湾人――(4)福建省経済圏
●第6章 東北三省と内蒙古の人びと――(5)旧満州経済圏
●第7章 西北から東南の地方人
●第8章 孫子、孔子の末裔と朝鮮族
●第9章 イスラム教徒とチベット族
●第10章 海外華僑、華人、新移民の世界地図
●終章 新漢族と新人類
内容説明
“愛国虚言”を弄する北京人、海外志向の上海人、広東人の挨拶は「儲かりまっか」、中国のユダヤといわれる温州人、狂暴なマフィアが多い福建人…。この国は、地域が変われば言葉も通じない、まして、気質も習慣もまるで違う多民族国家なのだ。中国が一つなんて、ありえない!33すべての省、市、自治区、特区を踏破した著者が、地域ごとの多彩な「お国柄」を紹介。辺境を往けば、漢族を恨むウイグル、チベット族がいる。ときには、色白美人で純朴な娘たちにもであえる!?本邦初の出身地別中国人探訪の書。
目次
「北京愛国」「上海出国」「広東売国」
北京とその周辺の人びと―(1)京津冀経済圏
なぜか嫌われる「上海閥」―(2)長江デルタ経済圏
広東人の挨拶は「儲かりまっか」―(3)珠江デルタ経済圏
中国のユダヤ=温州人
福建人と台湾人―(4)福建省経済圏
東北三省と内蒙古の人びと―(5)旧満州経済圏
西方から東南の地方人
孫子、孔子の末裔と朝鮮族
イスラム教徒とチベット族
海外華僑、華人、新移民の世界地図
新漢族と新人類
著者等紹介
宮崎正弘[ミヤザキマサヒロ]
1946年金沢市生まれ。早稲田大学英文科中退。「日本学生新聞」編集長、月刊「浪漫」企画室長などを経て、82年『もう一つの資源戦争』(講談社)で論壇に。以後、国際政治・経済の評論、講演などで活躍。84年、中国留学生の反体制運動の嚆矢となった「中国之春」グループを日本人チャイナ・ウォッチャーとして初めて取材。その後、数百の中国人亡命者を世界各地に訪ねて著した『中国の悲劇』(天山出版)が斯界で注目される。中国大陸全33省を踏破し、現在は中国外縁の国々のすべてを取材中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
nob
じろう
lakers_mania
こらぴし
-
- 和書
- 現代日本企業の情報と会計