出版社内容情報
現代史の論点を見つめ本質に迫る評論集。
大江健三郎の反日言動、南京虐殺論議、慰安婦や戦争責任など、現代史を取り巻く多くの論点の本質に鋭く迫る、著者最新の評論集。
歴史を歪曲し、日本人をミスリードする言論がなぜ続出するのか? いかなる目的で、事実とは異なる解釈が幅を利かせるのか? 本書では、ここ数年の著者の目に映った問題言論を丹念に分析しながら、そこに隠された動機とは何なのかを鋭く探り当てる。歴史家の冴えたまなざしから、日本現代史の汚染度がよくわかる、現代史ファン必読の評論集。
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[収録内容]◎大江健三郎著『沖縄ノート』の虚構 ◎歴史認識の対決 ◎本宮ひろ志とアイリス・チャンをめぐる南京虐殺問題 ◎筑紫哲也の慰安婦報道 ◎女性国際戦犯法廷をめぐる朝日対NHKのバトル ◎中国反日デモをめぐる社説の読み比べ ◎ハーバート・ビックスと小森陽一の昭和天皇論 など。
[1]反日の「語り部」・大江健三郎
[2]中国・南北朝鮮とどう向き合うか
[3]朝日新聞は反日派の広告塔か?
[4]昭和天皇と戦争責任
[5]歴史を読むまなざし
内容説明
「歴史認識論争」、「大江健三郎氏」、「NHKと朝日」から「従軍慰安婦」、「南京虐殺」、「昭和天皇論」まで。なぜ日本人をミスリードする言論が続出するのか?歴史家が鋭いメスをいれた評論集。
目次
1 反日の「語り部」・大江健三郎(『沖縄ノート』の大いなる虚構部分;「反日日本人」の見分け方―「住みよい日本の中心で反日を叫ぶ」輩たち)
2 中国・南北朝鮮とどう向き合うか(歴史認識という名の発火点;「南京虐殺」で燃え尽きた本宮ひろ志とアイリス・チャン;慰安婦問題の終末)
3 朝日新聞は反日派の広告塔か?(筑紫哲也「NEWS23」慰安婦報道の悪質;「朝日対NHK」バトルを徹底検証する;朝日の「自虐」が招き寄せた中国・韓国の反日運動;反日デモをめぐる社説の読み比べ)
4 昭和天皇と戦争責任(昭和天皇の「戦争責任」を検証する;歪められた昭和天皇像/ビックス批判;「玉音放送」を人質に取った小森陽一の「トンデモ天皇論」;昭和天皇批判BBCドラマの不見識)
5 歴史を読むまなざし(歴史家の八月十五日;ニクソン訪中発表 ほか)
著者等紹介
秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932(昭和7)年山口県生まれ。1956年東京大学法学部卒業。ハーバード大学、コロンビア大学留学、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学、千葉大学教授、日本大学法学部教授を歴任。法学博士。『昭和史の謎を追う』上下(文春文庫)で1993年度菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しーふぉ
Ai Watanabe
tohoho
Doraneko358