出版社内容情報
外資ファンドの恐るべき実力と手法に迫る。
「年利20%」の利回りを標榜する外資系ファンド。社会情勢の背後で、人知れず利益を積み上げる「ファンド」の実力とその手法に迫る。
年利回り20%――なぜ、外資だけがこの驚異的利回りを実現できるのか?
▼サラリーマン・ファンドマネージャーが長者番付1位に登場し世間を賑わせた。しかし、我々の「ファンド」に対する理解は薄いだろう。
▼もはやファンドは社会を動かしているといって過言ではない。真の実力を出し切れていない企業を買収する「企業買収ファンド」。最近では温泉やゴルフ場などに手を伸ばす「企業再生ファンド」。ビルや土地などに新しい価値を生み出させる「不動産買収ファンド」。いくつかの投資を緻密な計算の上でリスクをヘッジしながら運用する「ヘッジファンド」。
▼本書は、そんな外資系投資ファンドの驚くべき実体と、極めてメカニカルなその手法に迫り、これからの日本人に必要な「投資」「運用」の考え方を見出す。「ニッポン放送買収騒動の真の勝者は?」「外資ファンドの運用の理論的支柱とは?」など、ファイナンシャル・リテラシーを高める知識をプロが明かす。
●序章 「投資ファンド」とわれわれの未来
[第1部]「ファンド資本主義」の時代
●第1章 ニッポン放送株騒動の“真の勝者”~「企業買収ファンド」の戦略
●第2章 ゴルフ場から温泉旅館まで~「企業再生ファンド」の素顔
●第3章 地球を一回り~「不動産投資ファンド」の実態
●第4章 百花繚乱~乱立する「ヘッジファンド」の世界
[第2部]「利回り20%超」を実現する四つの秘密
●第5章 すべては、「歪み」から始まる
●第6章 「レバレッジ」の巧拙が勝負を分ける
●第7章 “足し算”と“平方根”~利益を安定させる「分散効果」
●第8章 運用を支える「ファンド・カルチャー」
[第3部]「ファンド資本主義」時代の日本人の戦略
●第9章 「ファンド」がもたらす“新しい資本主義” 第10章 我々が「ファンド資本主義」の時代になすべきこと
内容説明
企業買収ファンド、企業再生ファンド、不動産投資ファンド、ヘッジファンド…ファンドなくして、もはや社会は動かない。ファンドを知らずに、生きてはいけない。プロが明かす、その実態と手法。日本人が苦手とする投資・金融の考え方がわかる。
目次
「投資ファンド」と我々の未来
第1部 「ファンド資本主義」の時代(ニッポン放送案件の真の勝者―「企業買収ファンド」の戦略;ゴルフ場から温泉旅館まで―「企業再生ファンド」の素顔;地球を一回り―「不動産投資ファンド」の実態 ほか)
第2部 「利回り20%超」を実現する四つの秘密(すべては、「歪み」から始まる;「レバレッジ」の巧拙が勝負を分ける;“足し算”と“平方根”―利益を安定させる「分散効果」 ほか)
第3部 「ファンド資本主義」時代の日本人の戦略(「ファンド」がもたらす“新しい資本主義”;我々が「ファンド資本主義」の時代になすべきこと)
著者等紹介
北村慶[キタムラケイ]
慶應義塾大学卒業。ペンシルベニア大学経営大学院(ウォートン・スクール)留学。大手グローバル金融機関勤務。証券アナリスト。ファイナンシャル・プランナー一級技能士(国家資格)。ヨーロッパではプロジェクト・ファイナンスに、アメリカでは投資ファンドに携わる。その後、日米欧のクロスボーダーM&A業務に従事し、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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