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出版社内容情報
この言葉はどうやって生まれたのか?がわかる。
ものごとはどのように認識され、発展してきたか、という歴史的・文化的背景を重視して、言葉の成り立ちについて解き明かす本。
「△△とよく言うけれど、むかしは○○と言っていたんだよ」といった世に言う蘊蓄のほとんどは「語源」だと言っても過言ではありません。けれども、「へぇ、そうだったんだ」「でも、だからどうなの?」と思わず言いたくなることが、多いのではないでしょうか。語源を知るほんとうの面白さは、じつは、この「へぇ、そうだったんだ」だけで終わらないところにあります。
▼言葉は長い歴史の中で育てられてきたものです。そうした背景や過程に目を向けると、今の私たちに必要な多くの事柄、判断基準、大切な視点が見つかります。それが語源の面白さなのです。
▼本書は、そうした視点で江戸や明治の言葉から、スポーツ名や国名まで、100のテーマでそのルーツを解き明かしています。「あぐら」「居酒屋」「帝国」「サッカー」「テニス」「中国」「日本」…、この一冊で言葉の世界がどんどんふくらみます。思わず、人に話したくなるネタ満載!
●1章 江戸はことばの花盛り
●2章 近代ニッポンの新しいことば
●3章 暮らしの中のことばの不思議
●4章 語源で探ろう! スポーツのルール
●5章 国の名前には民族の歴史が刻まれている
内容説明
ルーツを知れば思わずナットク!「あぐら」「居酒屋」「ゴルフ」…、ふだん何気なく使っていることばの由来を探っていけば、意外な事実が見えてくる。
目次
1章 江戸はことばの花盛り(あぐら;油を売る ほか)
2章 近代ニッポンの新しいことば(新聞;演説 ほか)
3章 暮らしの中のことばの不思議(新米社員とフレッシュマン;チャック、ファスナー、ジッパー ほか)
4章 語源で探ろう!スポーツのルーツ(スポーツと体育;オリンピック ほか)
5章 国の名前には民族の歴史が刻まれている(アメリカ1(北米)
アメリカ2(中米) ほか)
著者等紹介
山田俊幸[ヤマダトシユキ]
1947年東京生まれ。國學院大学文学部文学科卒業(日本文学専攻)。大正から昭和初期における海外から日本への文化移入史に関心を持ち続け、近代日本文学研究にとどまらず、美術、思想への影響から広く社会風俗の変遷まで、独自の視点を持つことで定評がある。その旺盛で正統的な雑学趣味による解読で新聞、雑誌の連載などでも活躍しているが、近年は、様々な美術館におけるテーマ企画展示の立案、解説での活躍も多く、担当学芸員からの信頼も厚い。帝塚山学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。