内容説明
弁護士は「とりあえず取得する資格」となる!?法科大学院創設により、法曹人口の量産時代が到来。司法制度改革は法律を扱う職業のあり方を大きく変えようとしている。有力弁護士は役人の中枢ポストに就き、学者としても活躍の場を広げる。弁護士の中でも多様なキャリアや経済的格差が生まれるだろう。従来、法律にまつわる職業は、「参入規制」と「すみわけ」で守られ、独特の世界を築いてきた。本書は、その実態と今後の展望を独自の体験を交えて描く。これから目指す人も必読の一冊。
目次
十年後の世界
第1章 体験的職業論―国内弁護士、役人、学者の世界
第2章 人気上昇中の法律家―渉外弁護士、裁判官、企業法務担当者の仕事
第3章 法科大学院が変える法律家のキャリア―国内弁護士、役人、学者の将来像
第4章 私の職業生活―独占禁止法の専門家へ
第5章 理想のキャリア―人材流動化の時代
著者等紹介
村上政博[ムラカミマサヒロ]
1949年、北海道生まれ。東京大学法学部卒、ミシガン大学ロースクール修士。司法修習(27期)修了、弁護士、アメリカのローファーム、公正取引委員会事務局、横浜国立大学教授などを経て、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
83
法曹界で働く人のキャリアをどのように築くのかが書かれていた。2014/01/15
さきん
24
法律家の視点からのキャリア論。弁護士は自由業で20代から事務所勤めの間は高収入な分、さらなるステップアップとしては、自前の事務所を回していくことであり、そうなると稼ぐのが大変だとかどうとか。それだけにとどまらず役人は体力が大事、学者は孤独に耐える力、執筆し続ける気力。仕事の全盛期は35歳から45歳までなので、その時期に何を成せるかを具体的に考えると良いなど話は多岐にわたる。2020/02/15
どらんかー
1
大変参考になりました。2015/02/17
HFuji123
1
35歳から45歳がいちばん頑張り時らしいです。2011/04/02
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