出版社内容情報
激動の時代“昭和”を、改めて振り返る一冊。
軍国主義から戦後復興、高度経済成長、バブル崩壊……。激動の時代“昭和”を象徴する事件や出来事が、図と写真でよくわかる。
1989年、その64年の歴史に終止符を打たれた「昭和」。他に類を見ないほど、日本がその姿を激しく変化させた時代であった。
▼幕開けから不況に苦しめられ、軍国主義の台頭から戦争へ、そして敗戦から占領。民主主義の下での復興、さらには驚異的な高度経済成長、日本中が酔いしれたバブル景気へ……。飢餓、飽食、軍国主義、民主主義など、日本が多様な経験したのである。しかし、それゆえにこの昭和史の全体像は、なかなか把握できていないものだろう。
▼本書は、昭和2年(1927年)の金融恐慌にはじまり、軍国主義と戦争の時代、ポツダム宣言、マッカーサーの五大改革指令、朝鮮戦争と日本の特需景気、60年安保闘争、沖縄の本土復帰、ロッキード事件、バブル景気など、昭和64年(1989年)までの昭和時代を象徴する事件や出来事を、図と写真とともにやさしく解説する。
▼現代の日本の姿を作った激動の時代を、短時間で理解できる一冊である。
内容説明
戦争、敗戦、占領、復興、経済成長、バブル景気…日本がその姿を激しく変化させた「昭和」時代がよくわかる。
目次
第1章 軍国主義の台頭(金融恐慌(1927・昭和2)
山東出兵(1927~8・昭和2~3) ほか)
第2章 戦争の時代(盧溝橋事件(1937・昭和12)
日中全面戦争(1937~45・昭和12~20) ほか)
第3章 戦後の復興期(日本の占領統治(1945~51・昭和20~26)
買い出しと闇市(1945~47・昭和20~22) ほか)
第4章 高度経済成長(戦後の文化(1945~55・昭和20~30)
55年体制の確立(1955・昭和30) ほか)
第5章 経済大国への道(ドル・ショック(1971・昭和46)
石油ショック(1973・昭和48) ほか)
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業。現在、現役教師として日本史を教えるかたわら、執筆活動をおこなう。第17回郷土史研究賞優秀賞、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞。1998年、NHK文化センター講師をつとめる
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